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【モザンビークの歴史⑲】 相次ぐサイクロン襲来と気候変動への挑戦――未曾有の自然災害と民衆のレジリエンス
前回(第18回)、天然ガス開発の裏で膨れ上がった格差が火種となり、北部カボ・デルガード州で吹き荒れた治安危機と人々の苦闘を見ました。 しかし、この国が直面する試練は人間の手による争いだけではありませんでした。 21世紀に入り、地球規模で猛威を振るう「気候変動」の刃が、アフリカ大陸で最も長い海岸線を持つモザンビークに容赦なく襲いかかったのです。 2019年、観測史上で誰も経験したことのない二つの巨大サイクロンが、わずか1か月の間に立て続けに国土を蹂躙しました。 都市は水没し、強風によって何万もの家屋が吹き飛ばされ、豊かな農地は一瞬にして底知れぬ泥海へと姿を変えました。
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