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ドル安が優勢となり、ドル円も上値の重い展開となったNY為替市場。東京時間に150円台まで下落したドル円は、NY時間にかけて151.70円付近まで買い戻されましたが、152円台を試すことなく失速しました。日本の次期首相が決まらない中、ドル円は円よりもドルに左右される展開が見られました。
ドルは主要通貨に対して約1週間ぶりの安値水準���で下落。パウエル議長の追加利下げの可能性を示唆する発言や、米中貿易摩擦の高まりがドル売りの要因となりました。パウエル議長は労働市場の下振れリスクを強調し、市場は利下げ支持の用意があるとのシグナルと受け止めたようです。
ユーロドルは1.16ドル台を維持しながらも、伸び悩む動きも見られました。ユーロ円はドル円に追随し、東京時間に175円台半ばまで下落したものの、176円台まで買い戻されました。フランスの予算交渉の進展や政治的な楽観が高まる中、ユーロの回復は限定的に留まる可能性がアナリストから指摘されています。
ポンドドルは一時1.34ドル台に上昇する場面も。ポンド円は海外時間に買い戻しが優勢となり、202円台半ばまで上昇しました。前日の英雇用統計は予想よりも弱い内容で、英中銀の早期利下げ余地が広がるとの見方も出ています。
明日は8月の月次GDPが発表予定。前月比0.1%のプラス成長が見込まれていますが、下半期の景気減速入りの傾向を裏付ける可能性も指摘されています。
NY為替市場の動向を詳しく解説します。
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