「株は永久に高い」の9日後に大暴落。世界恐慌はなぜ暗黒の木曜日から始まったのか

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97年前の今日、1929年10月24日。ニューヨークの株式市場で株が一斉に売られた「暗黒の木曜日」。株価はなぜ、最高値から9割近くも消えたのでしょうか。

その9日ほど前、有名な経済学者アーヴィング・フィッシャーは「株価は永久に高い水準に達したようだ」と語っていました。当時のアメリカは好景気で、多くの人が株を買い、借金(信用取引)で買う人も少なくありませんでした。値が下がると、借金を返すために売らざるをえず、売りが売りを呼びます。24日は約1290万株という記録的な取引となり、翌週の28日・29日にはさらに大暴落しました。

ダウ平均は1929年9月3日の381ドルから下がり続け、1932年7月8日には41ドル(約89%下落)に。アメリカでは失業率が約25%(4人に1人)に達し、世界恐慌が広がりました。株価が1929年の最高値に戻ったのは、25年後の1954年11月でした。

あなたなら、売りますか?持ち続けますか?

▼ 補足
・グラフは、主な時点の数値をもとにこのチャンネルで作った概略図です(細かい値動きは省略)。
・1894年の株式仲買人の挿絵、1922年の雑誌の表紙は「好景気」のイメージとして使っています。
・フィッシャーの発言の時期は資料により「暴落の9日前」「数日前」などの書き方があります。

▼ 参考
・Federal Reserve History「Stock Market Crash of 1929」
・Britannica「Black Thursday」
・The Motley Fool「Stock Market Crash of 1929」
・米国労働統計局(BLS)の失業率データ

▼ 音声
VOICEVOX:青山龍星

▼ 画像
Wikimedia Commons(パブリックドメイン / CC0)の写真を使用しています(詳細は画像クレジット)。グラフはオリジナルです。

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