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スペースXの2026年7〜9月の売上のうち、ロケットや宇宙船の部門は約12%で、半分を超えたのはAIの部門だった。そのスペースXの10月20日の決算の説明会で、マスク氏は電気自動車のテスラとの合併を両社の特別委員会が検討していると明かした。条件の合意はまだなく、合意できる保証もないと本人は述べている。ロケットの会社と車の会社は、なぜ一つになろうとしているのか。報道の要約ではなく、両社が米国の証券取引委員会に出した書類と公式の発表、計算で確かめる。
①過去の事実:2社の成り立ちとマスク氏、2008年の危機、株の交換で一つになってきた記録(2016年のソーラーシティ、xAIとX、スペースXとxAI)、テスラのxAIへの出資、テラファブの取り決め。③考察と可能性:車と衛星の通信(日本では陸上の走行中は使えない)、自動運転の判断と通信の役目、目論見書の「年に約100万トン」をいまの運ぶ量と比べる計算、熱を捨てる板、半導体とロボット、専門家の見方。最後に、書類の売り買いの欄から見える2社のつながりを確かめる。投資の助言ではない。テスラの2026年7〜9月の決算(10月21日発表)の内容も反映した。
▼目次
0:00 はじめに
1:02 一人の人物と二つの会社
1:43 書類に残る記録
2:42 説明会で言われたこと
3:45 ロケットの会社の稼ぎ
5:10 車と衛星の通信
6:01 宇宙でAIを動かす計画
7:34 見方は分かれる
8:21 記録で分かることと、まだ分からないこと
▼宇宙係について
宇宙の「えっ、そうなの?」を、公開資料をもとに解説しています。
▼参考資料
・Space Exploration Technologies Corp.・2026年6月(Prospectus dated June 11, 2026、6月12日提出)・Form 424(b)(4)
・SpaceX・2026年8月4日・Form 10-Q
・Tesla Motors, Inc.・2010年1月29日・Form S-1
・Tesla・2026年10月19日・DEF 14A(12月3日の株主総会の案内)
・Tesla・2026年1月29日・Form 10-K
・Tesla・2026年7月23日・Form 10-Q
・Tesla・2016年・Form S-4
・Tesla・2016年・Form 424B3
・Tesla・2016年11月17日・8-K
・Falcon 1(2006年3月・2007年3月・2008年8月に失敗、2008年9月28日の4回目で軌道へ)。Spaceflight Now の記録
・Spaceflight Now・2008年12月23日「NASA awards commercial resupply contracts」
・CBS「60 Minutes」(Scott Pelley)・2014年3月30日、系列局 WTVR の転載
・デラウェア州衡平法裁判所・2022年・In re Tesla Motors, Inc. Stockholder Litigation。取引は「entirely fair」。解説 Taft
・デラウェア州最高裁・2023年6月6日・一審を支持。McGuireWoods
・Bloomberg・2025年3月28日・xAI が X を株の交換で取得
・TechCrunch・2026年6月11日「SpaceX officially prices shares at $135 in the largest IPO ever」
・Bloomberg Law・2026年3月・Terafab の発表
・U.S. Securities and Exchange Commission「EDGAR」
・NASA「NASA’s SpaceX Crew-11 Isolated Launch View – Helicopter 4K 60fps」(2025年8月1日)
・Wikimedia Commons「File:Elon Musk’s Tesla Roadster (40110297852).jpg」 (40110297852).jpg
・NASA「KSC-20180206-PH_KLS03_0080」(2018年2月6日、ファルコン・ヘビーの打ち上げ後の記者会見のマスク氏。NASA/Kim Shiflett)
・NASA「KSC-20200530-PH-MIV01_0001」(2020年5月30日、Demo-2 の宇宙飛行士を発射台へ運ぶテスラ・モデルXの車列。NASA/Michael Vrbanic)
・NASA SVS「Tracking Satellites and Space Debris in Earth Orbit (Feb 2024)」
・NASA「ISS033-E-011151」(2012年10月10日、Canadarm2 がつかんだ SpaceX のドラゴン。「beginning NASA’s first contracted cargo delivery flight, designated SpaceX CRS-1」)
・NASA「iss066e080300」(2021年11月8日、離れていくクルードラゴンから撮った ISS。金色の太陽電池と白い放熱板)
・ESO「Time-lapse of satellites above ESO’s Extremely Large Telescope」(eso2607b、2025年10月15日撮影)
・SpaceX・2026年10月20日・Form 8-K Exhibit 99.1「SpaceX Reports Third Quarter 2026 Results」
・ほか49件の資料を参考にしました
▼クレジット
BGM:OpenTracks(旧DOVA-SYNDROME)
写真・映像:SpaceX(CC0)、NASA/Michael Vrbanic、NASA/Kim Shiflett、NASA/Mike Downs、NASA
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