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イスラエルとイスラム組織「ハマス」との戦闘は、7日で開始から3年が経った。戦禍の中で生きる子どもたちは今も苦境に立たされ、医療現場にも危機が訪れている。
■停戦後も攻撃 死者7万4000人以上
5日、エルサレムで行われた追悼式典。参加したイスラエルのネタニヤフ首相は次のように述べた。
「我々は大きな成果を上げましたが、まだやるべきことは残っています。これまで他の者たちを捕らえてきたように、彼らにも必ず報復します」
イスラム組織「ハマス」の奇襲攻撃から7日で3年が経った。イスラエル側はおよそ1200人が死亡し、多くの人質がガザに連れ去られた。
これを機にパレスチナ自治区ガザで、大規模軍事作戦を展開したイスラエル。
戦闘前に撮影されたガザ南部ラファの航空写真。それから3年、ほとんどの建物が破壊され、街はがれきと化していた。
ガザ保健省によると、この3年で7万4000人以上が死亡したという。
去年10月には停戦が発効したが、今も攻撃は続いている。
■医療に3Dプリンター活用
そんなガザでは今、どんな医療が行われているのか。
被害を受けた子どもたちをガザ市内で治療している「国境なき医師団」。この日、治療を受けにきたリタールさん(6)は去年5月、戦闘に巻き込まれ、全身にやけどを負った。
国境なき医師団 カタラウィ医師
「顔や首に外傷を負った患者さんに、3Dプリンター技術を活用しています」
顔をスキャンし、一人ひとりに合わせたマスクを製作。マスクは皮膚に圧をかけ、傷を目立たせないように回復させる効果があるという。
リタールさんの母親
「(治療後は)かなり変わりました。以前はすごく硬くて、こわばっていたのですが、今は周りの皮膚と同じ高さになり、(感触も)とても柔らかくなりました」
これまでに313人がこの治療を受けているという。
しかし、マスクを作成できる3Dプリンターはガザ地区にわずか2台しかないという。さらに…。
カタラウィ医師
「現在、3Dプリンターで使用する透明なプラスチックシート、その他の特殊な材料が不足しています」
今年1月、イスラエルから条件を満たしていないとして、活動を取り消されて以降、新たな材料が手に入らず、現在の分で対応できるのはあと2人分だという。
カタラウィ医師
「重度の顔面やけどや外傷を負った患者が緊急治療だけではなく、長期的なリハビリを受けられるようになることを願っています」
■7歳児が直面…足の切断
戦禍に巻き込まれる子どもたち。エジプトで出会ったガザルさん(7)も、ガザ地区で壮絶な体験をした1人だ。
「兄弟たちと一緒に水をくんでいました。その直後に攻撃が始まり、ミサイルが落ちてきました。足を見ると、血だらけになっていました」
2年前、水くみの最中、イスラエルの攻撃に巻き込まれ、足に大けがをしたガザルさん。十分な医療体制が整っていないガザでは治療することができず、アメリカのNPOの支援で渡米し治療を受けたのだ。
しかし、医師が診察した時には、足首から先を切断するしかない状態だったという。
厳しい現実と向き合うことになったガザルさん。しかし、かつてのような暮らしを取り戻そうと前を向き、歩み始めている。
■足切断の少女 描く未来は
ガザ地区で戦闘に巻き込まれ、2年前に右足を切断する大けがをしたガザルさん。今は義足で生活を送り、リハビリを続けている。
「私は毎日、絵を描いてるの」
絵を描くことが大好きだというガザルさん。一方で、今も痛みと闘っている。
「毎晩、足が痛くてかゆいんです。たくさん歩くと痛くなります。足をかきたくてたまらなくて、眠れません」
痛みなどを抱えながら、少しずつ日常を取り戻そうとしている。
生活の拠点をエジプトに移し、先月からはガザから来た人たちが行く学校にも通い始めた。
クラスのみんなと授業を受けたり、ダンスを踊ったりするガザルさん。今後の願いは…。
「また兄弟たちのように、歩いたり走ったりできるようになりたい。他の子どもたちのように走って遊びたい」
(2026年10月7日放送分より)
[テレ朝NEWS]
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