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地球は温暖化しているのに、南極の氷が過去最大級のペースで増えていた——
2021年7月〜2023年4月の22ヶ月間で、東南極を中心に約6,950億トンの氷が積み増しされました。
これは衛星重力観測(GRACE/GRACE-FO)の約20年の記録の中で最大の増加幅です。
原因は南極そのものではなく、遠く離れた熱帯太平洋西部・インド洋東部の海洋温暖化。
大気循環パターン(ロスビー波)が変化し、東南極への水蒸気輸送(「大気の河」)が強まったことで、大量の降雪がもたらされました。
ただし油断はできません。南極大陸は2003〜2024年の間、年平均約1,405億トンの氷を失い続けており、今回の増加はこの長期的な減少傾向を一時的に相殺しただけ。
研究チームも「長期トレンドを覆すものではない」と説明しています。
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