「不気味な量子もつれ」が普通の光ファイバー62kmを24時間近く生き残った

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米国立標準技術研究所(NIST)は、メリーランド大学の合同量子研究所(JQI)、量子ネットワーク企業Qunnectと共同で、量子もつれ状態にある光子ペアを、実際に使われている商用の光ファイバー回線62キロメートルにわたって伝送する実験に成功したと2026年8月5日に発表しました。

実験の舞台は、メリーランド州ゲイサーズバーグのNISTキャンパスから、カレッジパークのメリーランド大学までを結ぶ回線で、一部は電柱にぶら下がる「架空ファイバー」でした。風や振動、気温差による偏光の揺らぎという難所を、Qunnect開発の自動偏光補正装置でリアルタイムに補正し、毎秒1500組のもつれ光子ペアを配信。ベル不等式の破れを20時間以上確認し、24時間の観測のうち92.8%の時間で量子もつれ状態を維持しました。

伝送距離そのものは2022年に欧州グループが報告した248キロメートルには及びませんが、実際の都市商用インフラの中で長時間安定して量子もつれを維持できることを示した点に、今回の成果の意義があります。量子インターネットの実用化時期は、現時点では明らかになっていません。

▶ 目次
0:00 普通の光ファイバーに挑戦
0:24 「不気味な現象」とは
0:50 街なかの光ファイバー
1:20 電柱という難所
1:40 自動偏光補正で解決
2:03 毎秒1500組を24時間
2:27 量子インターネットへ前進
2:53 距離記録はまだ道半ば
3:20 まとめ

📌 参考資料
・NIST “‘Spooky’ Particles Transit DC Suburbs, a Step Toward a Quantum Network”(2026年8月5日)

音声: VOICEVOX:四国めたん
※本動画は2026年8月時点の情報に基づいています。量子インターネットの実用化時期は未定です。最新情報は各一次ソースをご確認ください。

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