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カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームが、熱を運ぶ量子的な格子振動「フォノン」が結晶中を拡散せずに集束したビーム状の経路で進む現象(フォノンフォーカシング)を、室温で観測したと発表した。試料は熱伝導率の高い結晶性半導体であるヒ化ホウ素。従来この現象は絶対零度からわずかに高い極低温でしか観測できなかったが、今回は室温で確認され、伝播距離は1マイクロメートル、条件によっては数十マイクロメートルに及ぶ。これは現代の電子デバイス・フォトニクス・量子デバイスの寸法として十分な長さにあたる。熱を材料の結晶構造に沿って導けることから、次世代チップの熱に弱い部分を避けて排熱を回す設計につながる可能性がある。論文はNature Physics誌に掲載。研究はUCLA Samueli工学部のヨンジエ・フー教授が率いた。
Source: Nature Physics, UCLA
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