プーチン大統領 北朝鮮外相と会談

プーチン大統領 北朝鮮外相と会談

ロシアのプーチン大統領は4日、北朝鮮のチェ・ソニ外相と会談し、両国が有事の際の軍事支援を明記した条約に署名するなど、関係を深めていることを誇示するねらいもあると見られます。

ロシアのプーチン大統領は4日、モスクワのクレムリンで北朝鮮のチェ・ソニ外相と会談しました。

会談の冒頭、プーチン大統領は、4日がロシアの祝日であることを念頭に「きょうは休日だが、休日に人に会うということは、とてもすばらしい伝統だ」と述べ、チェ外相は「尊敬するキム・ジョンウン(金正恩)総書記に代わって誠実で温かいメッセージを伝えることができ光栄だ」と応じました。

プーチン大統領としては、両国が有事の際の軍事支援を明記した条約に署名するなど関係を深めていることを誇示するねらいもあると見られます。

こうしたなか、ウクライナ政府の偽情報対策センターのコワレンコ所長は4日、SNSにウクライナ軍による越境攻撃が続くロシア西部のクルスク州で「最初の北朝鮮軍がすでに攻撃を受けている」と投稿しました。

ただ攻撃や死傷者がいるのかなど詳細には触れず、今のところウクライナの大統領府や軍からの公式な発表はありません。

ロシアに派遣された北朝鮮の部隊をめぐってはアメリカのブリンケン国務長官が10月31日、北朝鮮の兵士8000人がクルスク州に配置されたとしたうえで、今後数日以内にウクライナ軍との戦闘に加わるという見方を示しています。