ロシアが、ウクライナの東部と南部の4つの州に対して、一方的な併合を宣言してから9月30日で2年となり、この日にあわせてメッセージを公開したプーチン大統領は「すべての目標は達成されるだろう」と述べ、軍事侵攻を続ける構えを改めて強調しました。
ウクライナヘの軍事侵攻を続けるロシアは、2022年の9月30日に、
▽ウクライナ東部のドネツク州とルハンシク州
▽南部のザポリージャ州とヘルソン州の
合わせて4つの州の一方的な併合を宣言しました。
プーチン大統領は、この日にあわせて公開した動画のメッセージで、「国民と心から祝いたい。すべての目標は達成されるだろう」と述べ、侵攻を続ける構えを改めて強調しました。
ウクライナ側からは公式な反応はありませんが、ウクライナとしては、4つの州など、占領された領土を奪還して侵攻を終わらせたい考えです。
一方、ロシア大統領府のペスコフ報道官は、国営テレビの記者の取材に対して、ロシアの核兵器の使用条件の変更について、「修正が加えられたあと正式なものになる」と述べました。
プーチン大統領は、9月25日に核兵器の使用に関する基本文書の変更を提案していて、欧米からウクライナに供与された射程の長い兵器の、ロシア領内での使用をめぐり議論されていることなどをけん制しているとみられます。
コメントを書く