戦争に勝った後、どのように戦果を拡大し、占領を担当するのでしょうか。
占領を担当すれば、地元のテロリストや敵対する軍閥が
必ず自爆テロで攻撃してくるでしょう。
そうなれば、死んでもいい人材が必要になります。
死んでもいい人材は戦闘力は弱いですが、
人数が十分多ければ、傀儡軍や従属軍としてカドィロフのような役割を果たせます。
しかし、ウクライナ北部はちょうど反ロシア派が多い地域です。
つまり、ドンバスのような親ロシア派が多い地域とは違って、
利用できる傭兵がいないのです。
ですから、アメリカ人がどう言おうと、
プーチンは絶対に地上部隊をウクライナ東部の湿地帯に派遣しないでしょう。
この湿地帯に進入できるのは、
スターリンや皇帝のような人物だけです。
彼らの背後には大量の、
人口の80%を占める、子だくさんの農民家庭がありました。
子供を産んで、
他のものは言うまでもなく、
土地はいくらでもあって自由に耕せました。
ロシアのどこでも、
特に広大な南ロシアでは、
子供を産んで育てれば、
必ず耕す土地がありました。
どんなに悲惨な状況でも、
あなたには必ず耕す土地がありました。
どんなに悲惨でも、
他のものは不足するかもしれませんが、
食糧やパンは絶対に不足しませんでした。
黒パンは食べきれないほどありました。
今日のロシアは都市中心の国家です。
農村人口はほとんど消滅しました。
都市の若者は兵役を望まず、
軍事生活にも適していません。
50年代、60年代の状況とはまさに正反対です。
今日、アメリカの兵士動員能力はロシアをはるかに上回っています。
兵役を望み、かつ兵役に適したアメリカの農場の若者は、
兵役に適したロシア人よりもはるかに多いのです。
ロシアはこの点で欧州標準です。
したがって、体制内には常に半分の自由主義勢力が存在します
これは中国の状況とは異なります
中国の体制内には多くてもお飾り程度のものしかありません
ロシアの十月党のような強力な体制内自由主義勢力は存在し得ません
なぜなら中国は永遠に純粋なアジアの国であり
一方ロシアは永遠にアジアよりもヨーロッパ寄りの半ヨーロッパ国家だからです
この基本的な構図がロシアの方向性を決定しています
だからプーチンが独裁者と呼ばれているにもかかわらず
彼が何をするにしても
任期延長のための憲法改正やその他のあらゆることを含めて
メドベージェフと体制内自由派の同意を得た後でなければならないのがわかります
19世紀のロシア皇帝と同じように
戦争と平和
農奴制の廃止や様々な改革
全てロシアの体制内自由派と自由主義派の承認を経た後に
彼は実行できるのです
だからこれらの人々の承認の境界線がどこにあるかで
彼が何をするかを推測できるのです
メドベージェフが承認した後
ウクライナ危機は勃発できます
メドベージェフが拒否した後
ウクライナ危機はエスカレートできません
だからこの境界線はすでにはっきりと引かれています
メドベージェフは実際にプーチンのウクライナ攻撃を支持しています
だからプーチンは必ずウクライナを攻撃する計画を持っています
そしてこの計画は体制内自由主義者を通じて
アメリカ人の手に渡った可能性が高いです
だからアメリカ人は根拠なく発言することはありません
彼らは確実にこの計画を把握しています
しかしこの計画は確実に全面戦争の計画ではありません
たとえ昨年の秋冬の時期に
体制内自由主義勢力とユーラシア主義勢力がプーチンを支持して協力していた時でも
プーチンが立案した計画は
プーチン自身が主導した軍事改革の性質に基づけば
絶対に全面戦争の計画ではありません
ウクライナの広大な領土を占領する計画は含まれていないはずです
そのような計画には全国民的な軍隊の支持が必要です
ロシアの軍隊は全国民的な軍隊ではなく職業軍隊です
それが必要としているのはイワショフ将軍が描いたような栄光ある戦争です
栄光ある戦争とは何か
それはモルドバやドネツクでのように
あるいは以前のアルメニアとアゼルバイジャンでのように
双方が激しく戦い
ロシア人の仲裁に頼らざるを得なくなる
ロシアが少数の平和維持部隊を派遣し
言うことを聞かない者を少し叩いて
そして栄光ある任務を遂行する
これによって軍隊の地位が大きく向上し
ロシア軍がロシア帝国とロシア国民に相応しいことを証明する
同時に軍の死傷者も少ない
チェチェン戦争のような死傷者は
イマショフ将軍は受け入れられないと考えています
彼はこれがプーチンが素人で指導力がないせいだと考えています
プロの軍人が指揮を取れば
例えば彼自身ならこんなにひどいことにはならなかったでしょう
だから彼のやり方は確実にロシア軍を二流のアメリカ軍のように振る舞わせようとしています
アメリカが世界中で世界の警察のように振る舞うように
自分よりも後進的な地域で
自分の小さな集団安全保障の範囲内で
最近のカザフスタンのように
双方が激しく戦っているときに
ロシアが数万の空挺部隊を派遣し
すぐに状況をコントロールできる
どちらの側もロシアの空挺部隊に勝てない
空挺部隊はロシアの現在最も迅速に動員できる
そしてロシア軍の中で最もアメリカ化された部隊です
だから合理的な答えは明らかに
そしてウクライナには実際にこのような傀儡軍隊はありません。カザフスタンの政党の中には少なくとも1つか2つはロシアを支持する派閥があり、彼らの軍隊を使うことができますが、ウクライナ東部の国境にはドンバス民兵のようなものはありません。だから警告的に攻撃を終えた後、勝利を宣言するしかありません。そして1979年の中国がベトナム国境でしたように一方的撤退を宣言します。しかしウクライナ東部の国境にはドンバス民兵のようなものはないので、警告的に攻撃を終えた後、勝利を宣言するしかありません。そして1979年の中国がベトナム国境でしたように一方的撤退を宣言します。しかしウクライナ東部の国境で一方的撤退を宣言します
このように撤退すればロシアは面目を保つことができます
そして何を示すかというと
西側が我々に反対しても
我々は打つべき時は打つということです
ウクライナよ、よく考えなさい
西側があなたを守れると思わないでください
西側がどう言おうと
私があなたを攻撃したいと思えば攻撃します
毛沢東が金門島でしたように
毛沢東はなぜ金門島を占領しなかったのか
彼はフルシチョフにこう言いました
金門島を占領してしまえば
蒋介石を攻撃できなくなる
蒋介石がまだ金門島にいれば
我々はこう言えます
我々は蒋介石を攻撃したければ攻撃する
攻撃したくなければしない
アイゼンハワーが蒋介石を守れると思わないでください
アメリカ人が何をしようとしまいと
我々が喜んで攻撃すれば攻撃できるのです
我々が平和統一を望めば
我々は止めます
アメリカ人を恐れているからではありません
もちろんこれには少し自己欺瞞的な面がありますが
しかし国内向けのプロパガンダとしては
確実に毛沢東の地位を強化できるでしょう
もしプーチンがこのような小規模な戦争を行えば
軍事的に言えば、さっさと
ウクライナ軍の指揮系統を麻痺させ
さらに空挺部隊を派遣して数カ所の重要な要塞を占領した後
一方的に撤退を宣言すれば
ロシア軍はほとんど損失を受けずに済みます
事実上、ウクライナ人は我々に対して何もできないことを証明し
アメリカ人も我々に対して何もできません
アメリカの各政党は口々に非難するでしょう
バイデン大統領は本当に臆病者だ
ロシア人は得意げに我々を攻撃して去っていった
あなたは彼らを攻撃する勇気さえない
そして制裁しようとするのか
制裁を始める頃には
戦争はすでに終わっています
ロシアは言うでしょう、なぜ我々を制裁するのか
我々はもう攻撃しないと約束したではないか
ヨーロッパ人は言うでしょう、そうだ
我々の目的は戦争を終わらせることだ
ロシアはすでに戦争を終わらせた
我々は再交渉しよう
ミンスク合意を復活させよう
我々はまだロシアの安い天然ガスを買いたいのだ
ロシアがカザフスタンから空挺部隊を迅速に撤退させたのは西側に事情があるからです
この程度の空挺部隊は絶対に一か所に留まることはできず、機動部隊として残して各地の事態に対応できるようにしなければなりません
そうでなければ軍事的に問題が起きたときに解決できません
逆にロシアが利用できるのは何でしょうか
それは西側内部の英米系と欧州大陸系、つまり仏独系の立場の違いです
ポーランドやリトアニアなどの多くの国は反ロシアの理由から基本的に英米系の側に立っています
英米系は海洋を支配し、大陸には利害関係がありません
彼らはロシアの天然ガスを必要とせず、戦争が起これば彼らにとっては利益になるだけです
トランプ大統領が在任中のときからアメリカの天然ガスをヨーロッパに売りたがっていました
ノルドストリーム2は大騒ぎになっていませんでしたか
ロシアが一度戦争を始めれば問題は解決します
ドイツ人よ、もうノルドストリーム2のことは考えないでください
おとなしくアメリカの天然ガスを買いなさい
アメリカ人があなたに売ってくれるだけでもありがたいことです
戦争が始まれば
ロシアはあなたの敵国です。敵国のものを買いたいのですか
あなたが不足しているものはアメリカ人しか補てんできません
アメリカ人は一瞬のうちに1000億ドルを手に入れるでしょう
ヨーロッパ人は少し多くのお金を払うだけで、そのお金を払ってもアメリカ人に感謝しなければなりません
アメリカ人はあなたのお金を要求しますが
あなたを守ってくれます
そうでしょう
かつて旧ユーゴスラビアで戦争が勃発したとき
あなたは指図して、あれこれ言っていましたね
しかしあなたは抑えられませんでした、そうでしょう
誰に頼って抑えたのですか
クリントン政権が人を派遣してあなたのために抑えたのではありませんか
ボスニアがどうなったかを考えてください
アメリカ人には何の関係があるのでしょうか
アメリカ人にはクロアチアやボスニアに何の利益もありません
ドイツ人にはこの面で利益があります
EUには要求がありました
しかしEU自身では収拾がつきませんでした
アメリカ人は実際には誰が勝っても負けても気にしません
しかしアメリカ人はあなたのために収拾をつけることができます
あなたがアメリカの言うことを聞かなければどうなるでしょうか
あなたの問題はすべてアメリカ人に頼って解決しているのです
そしてヨーロッパのアメリカへの依存はさらに深まるでしょう
だからこそ
フランスとドイツは戦争が起こることを望んでいません
戦争が起これば必ず彼らが損をします
一方、英米は戦争が起こることを最も喜びます
戦争が起これば彼らにとっては利益しかありません
イギリス人はトルコ人と連携して
1856年のクリミア戦争時の理想を実現できます
黒海への再進出です
ロシアの軍艦は老朽化しています
この機会に十分に虐めることができます
今や黒海は再び我々の場所となるでしょう
アメリカ人にとっては
我々の天然ガスがヨーロッパ市場を占領すれば
世界の大部分の市場を占領したことになります
ロシアは天然ガスの収入がなくなり
国内のインフラ
軍事と民生のインフラを含めて
すべてが悪化の一途をたどるでしょう
ロシアは戦わずして崩壊し
ロシア内部で混乱が起こり
プーチンの帝国再建の理想はすべて水泡に帰すでしょう
もちろん、この意見の相違には限度があります
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