【9月8日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:36 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:29 ウクライナ情勢、ロシア情勢ニュース
1:41 ブダノフ長官 来年のロシアは「地獄の苦しみ」味わう
2:55 ロシア緊急事態 弾道ミサイル保管庫炎上 北朝鮮のミサイル全滅か?
3:52 イランがロシアに200発以上の弾道ミサイル提供
4:58 各地域の戦況
5:21 ロシア領内クルスク方面、ウクライナ・ハルキウ方面の戦況
8:59 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
11:50 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
16:05 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況
サブチャンネル→https://www.youtube.com/channel/UCNu9XVGZ4CEwmyj7TBwsn_w
Twitter→https://x.com/ZKj3aQR1ZFdmdDy
ニコ動→https://www.nicovideo.jp/user/2124345/video
note→https://note.com/sumaitotoushi/
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!毎日戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
—–
■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ウクライナ国防省主要情報総局(GUR)のブダノフ長官は、
ラジオチャーターのインタビューに答えました
長いので短くまとめると「ウクライナのクルスク州侵攻がロシア軍の攻勢作戦に全体的な影響を及ぼした
そのためいくつかの例外を除いてウクライナの前線のほぼすべてでロシア軍は攻勢を停止した」と述べ、
つまりロシア軍はクルスクの防衛よりポクロフスクへの前進を優先させたため、
他の方面の攻勢が停止しただけでなく、
結局ポクロフスクに到達できない可能性を指摘しました
また今後について、
「ロシア人は冬に対する備えが不足し、
寒さとともに勢いはますます低下するが、
それでも攻撃を完全に止めることはないだろう」と予測しました
さらにロシア経済について「私の計算では来年の夏にはロシアに苦痛が訪れるが、
しかしロシアには次の指導者がいないため、
飢えたパンから暴動は起きないだろう」とロシア国民が窮乏しながらも革命にはならないと予測しました
2番目
昨日の動画で速報でお伝えしましたが、
ヴォロネジで大爆発があり、
ロシア当局は緊急事態を宣言しました
ウクライナの軍事専門家のムシエンコ氏によると、
「ここはKN23弾道ミサイルが発射された場所で、
数週間前にも別の弾薬庫が攻撃された
今回非常によい仕事がおこなわれた」と述べ、
保管してあった北朝鮮のKN23が爆発した可能性が高いと指摘しました
北朝鮮のKN23は火星11Aとも呼ばれ、
推定で弾頭重量500キロ、
射程距離600キロの戦術ミサイルで、
これまでウクライナに50発程度使用されました
このミサイルはロシアのイスカンデルMに比べ精度が低いことから、
ウクライナの都市に対する無差別攻撃に使用されています
3番目
複数のメディアによると、
イランはロシアに200発以上の弾道ミサイルを引き渡したと伝えています
タイムズによると、
このミサイルはファタハ110か、
より小型のファタハ360で、
9月4日にカスピ海の港に到着したとのことです
ファタハ110は射程300キロ、
弾頭重量500キロの弾道ミサイルで、
固体燃料ロケットでマッハ3で飛翔して命中精度は10メートルとのことです
一方ファタハ360は弾頭重量150キロとなっています
戦争研究所では、
秋から冬にかけてのウクライナのエネルギー、
軍事、
民間インフラを標的にする可能性があると評価していますが、
最前線の陣地を攻撃するのに使われる可能性もあります
イランは供与を否定していますが、
アメリカ国家安全保障会議のサベット報道官は、
「イランの支援の劇的なエスカレーションである」と述べました
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
説明に当たり、
海外の例を参考にルジアンとか
Ruzzianなどと呼んでいますのでご了承ください
●北東部 クルスク方面、
ハルキウ方面
8月6日にウクライナ軍が
クルスクに侵攻してから31日となりました
●クルスク方面
作戦に影響を与えるクルスクの天気は、
はれ
最低気温11度、
最高気温26度
今日の天気予報は、
はれとなっています
12日頃に一時的に雨が降る予報となっていますが、
晴れの日が続きます
○グルジヴォ方面
この方面ではウクライナ軍は
Ruzzianの補給線を標的にしています
位置情報付きの映像によると、
セイム川の舟橋が
ウクライナ軍のHIMARSにより破壊され、
グルジヴォとスヴァノエにあった2つの浮橋が
沈没しました
ご覧いただいているのはその様子で
地図で示した場所の様子となっています
戦況図に変更はありません
○コレネヴォ方面
この方面ではRuzzianが前進し、
ウクライナ軍が反撃しています
位置情報付きの映像によると、
スジャとコレネヴォを結ぶ幹線道路で
ウクライナ軍がドローンによる攻撃をおこない、
この場所にルジアンがいることがわかります
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
ドローン部隊のホルングループのもので、
地図で示した場所の様子となっています
この場所は今月2日に係争地にしていましたが、
Ruzzian軍が前進したとして戦況図を更新しました
○マラヤロクニャ方面
この方面ではウクライナ軍が占領地を拡大しました
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍はヒトロフカの集落に入り、
占領しました
Ruzzian軍が砲撃で応戦していることから判明しました
この場所までウクライナ軍が占領したとして
戦況図を更新しました
面積は5平方キロほどになります
○スジャ方面
チェルカスコエポレチノエの北では、
位置情報付きの映像によるとRuzzian軍が前進し、
集落の一部を奪還しました
ご覧いただいているのはウクライナ側のもので、
地図の場所にいる10人ほどのRuzzian軍を
観察している所となっています
この場所は8月26日にウクライナ軍が
占領したところでしたが、
この付近をRuzzian軍が奪還したとして
戦況図を更新しました
それ以外にはウクライナ占領地の西からスナゴスト、
コレネヴォ、
オルゴフカ、
ポグレブキ、
マルティノフカ、
ボルキで地上戦の報告がありましたが、
戦況図に変更はありませんでした
●ハルキウ方面
リプツィ、
フリボケ、
ヴォフチャンスクの戦況についてお伝えします
この方面で4回の地上戦の報告がありましたが、
戦況図に変更はありませんでした
この方面のサランツェフ報道官は、
「ルジアンは攻勢を諦めてはいないものの、
クルスクに戦力がとられたため攻撃は2、3人の
小規模な突撃になっている」と報告し、
「滑空爆弾による攻撃も最近では1日数回か
全くおこなわれない日がある」と述べました
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でルジアンは、
クピャンスク方面で24回、
スバトベ・クレミンナ線で17回、
シベルスク周辺で5回、
チャシフヤール周辺は3回、
トレツクの方向に9回
攻撃をおこないました
○クピャンスク方面
この方面ではクルスク侵攻後、
Ruzzian軍は攻撃回数を増やして
攻勢を強めています
そのうちシンキフカでは、
ルジアン国防省では30日に占領を発表していますが、
その後もRuzzianはシンキフカを攻撃し、
集落の南西側に抜けました
ご覧いただいているのはウクライナ側の映像で、
これを掲載したSNSのアカウントが
削除されてなくなりましたが、
画像が一枚ありましたのでその様子となっています
少し地図を引くと、
この場所はクピャンスクの町まで3キロのところにあり、
シンキフカはこれまで1年近く
最前線の要塞として防衛しつづけてきましたが、
Ruzzian軍は集落を抜けてクピャンスクに
接近することとなりました
シンキフカは集落の大部分を
Ruzzian軍が占領したとして戦況図を更新しました
○チャシフヤール方面
この方面で戦況図に影響のある情報はありませんが、
ウクライナ軍のシグナム大隊は映像を公開し、
Ruzzian軍の偵察ドローンを多数撃墜したところを
公開しました
このように偵察ドローンを破壊することにより、
Ruzzianの砲兵やランセット自爆ドローンは
目標の設定ができず攻撃ができなくなってしまいます
映像ではZALA偵察ドローン36機、
スーパーカム7機、
イーグルス5機、
ランセット1機撃墜したところの一部となっています
○トレツク方面
ニウヨークでは、
昨日の動画でウクライナ軍が反撃して
市街地中心部を奪還したことをお伝えしましたが、
この日はルジアンは諦めず反撃をおこない、
ウクライナ軍が空爆とドローンで応戦しています
ウクライナ軍は
ネリピフカの東側から線路までの範囲、
ニウヨークの駅の南、
その東にある第17学校に空爆と
ドローンによる攻撃をおこなっていることから、
この場所にRuzzian軍の存在が確認できます
その範囲が係争地になるように戦況図を更新しました
●南東部 ドネツク州
ポクロフスク、
クラホフ・ブレミフカ方面の戦況についてお伝えします
この方面でRuzzian軍は、
ポクロフスク方面で45回、
クラホフ方面では41回、
ブレミフカ方面で8回攻撃をおこないました
フォーブスによると、
この方面でウクライナ軍は予備兵力を
投入していくつかの場所で反撃をおこない、
Ruzzian軍を押し戻すことで前線を
安定化させることができたと伝えています
記事ではウクライナ軍は
4個か5個旅団を予備兵力として持っていて、
前線から10キロ程度離れたところで待機しており、
そのうちカラダク旅団はセリドヴェに、
第93機械化旅団がおそらくハリツィニフカで
反撃をおこないRuzzian軍を押し戻しています
とはいうもののルジアンは
その戦力がいないところを狙って攻撃を仕掛け、
一部で前進しました
○ポクロフスク方面
1番目
フロジフカでは、
位置情報付きの映像によると
Ruzzianが市街地の中心部に前進し、
市街戦となっています
ご覧いただいているのはRuzzian側が、
待ち伏せ攻撃をおこなうところの映像で、
その場所に突入するウクライナ軍の
BTR装甲車両となっています
こちらは係争地内の出来事で
今のところは戦況図に変更はありません
2番目
コメントを書く