【8月29日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
1:02 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:19 ウクライナ情勢、ロシア情勢ニュース
2:31 ロシアの攻撃ヘリパイロット 突撃兵に強制志願 勇敢さに賞賛の嵐
3:16 ベラルーシ軍ウクライナ国境に集結中 その意図を分析
4:06 ロシア奥地攻撃アメリカさせず 英仏ダンマリ
5:09 各地域の戦況
5:40 ロシア領内クルスク方面、ウクライナ・ハルキウ方面の戦況
9:48 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
12:45 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
14:57 後方地域の爆発炎上
16:11 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
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ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ロシアの軍事ブロガーは、
友軍誤射を起こした攻撃ヘリのパイロットが、
自分で志願して歩兵になった物語を賞賛しています
ポーランドのディフェンス24によると、
8月22日にKa52戦闘ヘリに登場していたロシア軍のパイロットは、
クルスクのオクチャブリスコエ近郊でウクライナ軍のトラックと勘違いしてロシア軍のトラックの車列に攻撃し、
壊滅的な打撃を加えました
このビデオはのちにウクライナに勝利した映像として公開され、
パイロットは賞賛されましたが、
その後友軍の誤射であることが判明しました
記事では、
この原因がKa52の画像センサーの性能が悪いこと、
司令部が目標をパイロットに設定する能力がないことも問題であると指摘しました
しかしロシア軍では原因をすべてパイロットのせいにして、
「酒に酔っていた」として原因究明をおこなわず、
自分の血で罪を償わせるため、
軍法会議で処分する前に自ら志願した形にして最前線の歩兵にさせた可能性が高いと分析しています
ロシアではこの半年間だけで61機ものKa52戦闘ヘリが撃墜されていて、
訓練を受けた攻撃ヘリコプターのパイロットは不足しているにも関わらず、
この記事を通じてロシア軍はミスに対し厳しく処罰させることを優先していることがわかるとしています
2番目
フィナンシャルタイムズが事情に詳しい情報筋の話として伝える所では、
アメリカは徹底してウクライナに長距離兵器でロシア国内の攻撃をさせないようにしていて、
イギリスとフランスがストームシャドウ/スカルプEGを使ってロシア国内の軍事目標に攻撃する許可を与えないようにしていると伝えています
記事ではイギリスはストームシャドウでロシア領内の軍事目標を攻撃することを支持している一方、
ミサイルはアメリカ製の機密システムを使用していて、
その使用にはアメリカの許可が必要であると伝えました
このような中でアメリカ空軍の退役将軍でNATO最高司令官を務めたブリードラブ氏は、
「アメリカがミサイル使用の指針を再考しなければ、
ウクライナは戦争に負けるリスクがある」と述べました
同氏はかつて「この戦争は、
西側諸国の政策立案者が決定した筋書きの通りに終わる」と述べたことがあります
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 クルスク方面、
ハルキウ方面
8月6日にウクライナ軍が
クルスクに侵攻してから22日となりました
●クルスク方面
作戦に影響を与えるクルスクの天気は、
くもり
最低気温17度、
最高気温31度
今日の天気予報も、
くもりとなっています
この方面でウクライナ軍は占領地の拡大から
ロシア軍の反撃に備える動きを見せている模様です
複数のロシアの軍事ブロガーは、
ウクライナ軍の攻撃のテンポが遅くなり、
最前線から少し引いて陣地を構築して
戦線を維持しようとしていると
主張するようになりました
○グルジヴォ方面
この方面では、
ロシア軍の第155海兵旅団が
ウクライナ軍の前進を阻止する任務を負って
展開しています
ウクライナ軍も包囲が完成しているため、
急ぐ必要もないと判断しているのか
この方面でコマロフカで地上戦の報告があるほかは
戦況図に変更のある情報はありませんでした
○コレネヴォ方面
1番目
この方面でロシア軍は
歩兵を使った反撃に転じた模様で、
位置情報付きの映像によると、
町を流れるクレフナ川の東で
ロシア軍が建物に取り付き、
ウクライナ軍がドローンで排除しています
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第225大隊のもので、
地図で示した場所で活動している
ロシア兵の様子を観察している所となっています
この場所は1週間前に
ウクライナ軍の占領地として表示していましたが、
ロシア軍の前進が確認されたことにより
係争地に戦況図を更新しました
2番目
その東のヴェトレノの集落では、
複数の情報を総合するとウクライナ軍が前進し、
集落の東の郊外で陣地を構築したとの情報があります
その範囲を係争地からウクライナ軍が再占領したとして、
また、
その南隣のマトヴェフカ集落は
ウクライナ軍が占領したとして
青マークに戦況図を更新しました
面積は2.6平方キロほどになります
○マラヤロクニャ方面
この方面では戦況図に変更はありませんが、
ロシアの軍事ブロガーはウクライナ軍が
攻勢から転じて陣地を維持しようと
していると主張しています
○スジャ方面
スジャの東8キロ付近にあるミハイロフカから
ロスカヤコノペルカにかけての森林では、
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍がわずかに前進しました
その範囲はミハイロフカの東の森林から
ロスカヤコノペルカの集落の手前までで、
ロシア軍の支配地と係争地から
一部ウクライナ軍が占領したとして
戦況図を更新しました
○ギリ方面
この方面で戦況図に影響のある情報はありませんが、
ロシア軍の第24分離特殊部隊旅団は、
プセール川を渡りスパルノエで
奪還作戦をおこなっているとの情報があります
●ハルキウ方面
視聴者様からの要望があった、
フリボケ、
ヴォフチャンスクの戦況についてお伝えします
この方面ではロシア軍の部隊が
クルスク方面に引き抜かれ、
ロシア軍の勢いは大きく落ちています
そのうちボフチャンスクでは、
ウクライナ軍はボフチャンスク東の高台に前進し、
長らく係争地となっていた陣地を奪還しました
ご覧いただいているのは、
ロシア側のもので、
地図で示した陣地の様子となっています
この場所は7月から争われてきたところですが、
その範囲を係争地からウクライナ軍が
奪還したとして戦況図を更新しました
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で16回、
スバトベ・クレミンナ線で少なくとも3回、
シベルスク周辺で1回、
チャシフヤール周辺は12回、
トレツクの方向に16回
攻撃をおこないました
○クピャンスク方面
そのうちクピャンスクの南東にある
ピシチャネの突出部では、
ロシア軍がオスキル川に向けて前進をしています
ロシア軍はオスキル川に到達すれば
ウクライナ軍の支配地を北と南に分断することができ、
兵站を混乱させることができるほか、
クピャンスク攻略に向けた足がかりになると
考えている模様です
戦況図では、
ピシチャネ北西の地図で示した境界森林に前進し、
ウクライナ軍が砲撃をおこないました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第205郷土防衛大隊のものとなっています
その範囲を係争地から
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
面積は2.5平方キロほどになります
ピシチャネでは南西の方向でも
ロシア軍が前進しているとの未確認情報があり、
今後も注意が必要です
○トレツク方面
1番目
この方面でウクライナ軍の第28機械化旅団は
ドルージバの北にあるオザリアニフカ付近で
ロシア軍のSu25攻撃機を撃墜した情報があります
映像では2機のうち1機の高度が低下して
機影が消える様子が確認できます
2番目
トレツクでは、
ロシア軍が正面突撃で少しずつ前進し、
ウクライナ軍は地上部隊と砲撃、
ドローンで防衛しています
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍はトレツクの町の東にある
高層アパートに取り付き、
占拠しました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第425スカラ大隊のもので、
FPVドローンが夜間のアパートの様子を
観察している所となっています
この場所を係争地からロシア軍が占領したとして、
また複数の未確認の情報からその南側も
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
面積は2.6平方キロほどになります
なお、
ニウヨークでは今日もロシア軍の攻撃は成果がなく、
戦況図に変更はありません
●南東部 ドネツク州
ポクロフスク、
クラホフ・ブレミフカ方面の戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
ポクロフスク方面で36回、
クラホフ方面では15回、
ブレミフカ方面で6回攻撃をおこない
正面突撃を繰り返しています
○ポクロフスク方面
この方面でロシア軍は前進し、
複数の町と集落を占領しました
ロシア軍は西側正面のノヴォフロジフカ、
南側正面のメムリュク、
カリノベを占領し、
未確認の情報ではセリドヴェの郊外で
間合いを詰めている模様です
その範囲を係争地からロシア軍が占領したとして、
また、
これらの町と集落を占領地を示す赤マークに
戦況図を更新しました
面積はおよそ14平方キロほどになります
ノヴォフロジフカは、
防衛に必要な地理的な条件が整っていて、
市街戦でロシア軍の損失を強いることができる
はずの場所でしたが、
約一週間でロシア軍が占領してしまいました
きっとロシア軍も拍子抜けしているのではないか
と思われます
少し地図を引くと、
ロシア軍はポクロフスクまで8キロの付近まで
前進しました
今後目立った防衛線は
スキイヤール付近にあるだけで、
ロシア軍に今後何かが待ち構えているのか、
それとも何もなく
ポクロフスクに到達するのかが注目になりそうです
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