【8月3日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
1:12 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:25 ウクライナ情勢、ロシア情勢ニュース
2:37 クリミアが燃えている 今度は船舶修理工場が炎上
3:49 ロシア「F-16撃墜成功」証拠写真も
4:15 ロシア制裁で外国駐在員に給料払えず
4:38 ロシア前線でも賄賂急増 お金で安全な任務買う
5:45 各地域の戦況
6:02 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
6:45 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
8:35 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
12:34 後方地域の爆発炎上事件
13:16 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況
13:34 賄賂で捕まったロシア国防副大臣 家宅捜索で上司フェチ!捜査員も唖然
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
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ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします。
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます。
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1番目
昨日の動画で速報としてお伝えしたクリミアの火災は、その後の情報でウクライナ軍のATACMSミサイルの攻撃と判明しました。
爆発音はセバストポリのほか、パラクラヴァ、エフパトリア、シンフェロポリでも聞こえたとのことです。
この攻撃により、セヴァストポリにあるロシア黒海艦隊の船舶修理工場が損傷しました。
さらにこの攻撃ではセヴァストポリにあるロシア軍のS400防空システム4機が破壊され、
92N6レーダーも被弾したと伝えられています。
S400はATACMSのような弾道ミサイルを迎撃する能力があるとされていますが、実際はそのような能力がないことがまた明らかになりました。
S400はこの92N6レーダーに通常4基から6基、最大12基のミサイル発射装置で構成されレーダーを破壊することで防空システム全体が機能停止します。
今回の攻撃により、防空に穴があいた可能性が高く、クリミア半島がまた脆弱になりました。
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2番目
ロシアは早速F16を破壊したと主張し、画像を公開しました。
画像は場所がわからないように地面がぼかして公開され、たれぱんだのように地面に破壊された機体が横たわっています。
またロシアのRIAノーボスチは、オデーサでパトリオット防空ミサイル2基を破壊したとも主張しました。
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3番目
コメルサントによると、ロシアへの制裁により、ロシア政府や企業は、海外にいる従業員に銀行振り込みで支払うことができなくなったと伝えています。
この問題を解決するために、クレムリンはルーブルの札束をスーツケースに入れて持ち込んでいるとのことです。
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4番目
ロシアの前線では、贈収賄の刑事事件が急増しています。
記事によると、ロシア軍南部管区では、不法な除隊や不法な休暇の事件が相次ぎ、今年の最初の5か月で、前年1年間の3倍に急増しました。
これはお金を払って安全な任務に配属を変更したり、優先して休暇をもらえるようにすることが可能となっています。
この事件の半数は第8連合軍が関係しているとのことで、南部軍管区だけでも100件以上の贈収賄事件が起きています。
以前の動画でもお伝えしたことがありますが、ロシア兵は最前線に配属されるのを避けるため、上官に賄賂を送るのが常態化しているようです。
以前の動画で説明しましたが、ロシア軍では重傷の診断書の相場は150万円から750万円、
半年の休暇は75万円から150万円で購入できるとのことです。
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■それでは、各地域の戦況です。
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします。
その変化は大画面でフルスクリーン表示にしていただくと、日付とともに追いかけることができます。
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●北東部 ハルキウ方面
5月にロシア軍が国境を越えて軍事侵攻をおこなったハルキウ方面の戦況についてお伝えします。
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この方面のロシア軍はフリボケ、ボフチャンスクで5回攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退し、
戦況図に影響のある情報はありませんでした。
反対にウクライナ軍は、日中だけでロシア軍の兵士108名を無力化し、
砲3門、
車両13両、
ロシア軍のアジト83か所を破壊したと報告しています。
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●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の戦況についてお伝えします。
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この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で7回、
スバトベ・クレミンナ線で6回、
シベルスク周辺は11回、
チャシフヤール周辺で6回、
トレツクの方向で24回攻撃をおこないました。
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○トレツク方面
この方面では双方が突出部を作り、攻防戦となっています。
1番目
ザリズネとも呼ばれるアルテモヴェ地区では、ロシア軍がわずかずつ支配を広げています。
位置情報付きの映像によると、ウクライナ軍はロシア軍のいる建物を見つけてドローンで攻撃していますが、ロシア軍の前進を止めるには至っていない模様です。
ご覧いただいているのはウクライナ側の撮影したもので、地図で示した家を観察している所となっています。
その範囲を係争地からロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました。
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2番目
ニウヨークでは特に映像などはありませんが、複数の情報を総合すると、
ロシア軍はクリヴィトレツ川の西側を前進し、市街地の一部を占領しました。
その範囲を係争地からロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました。
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少し地図を引くと、ロシア軍はアルテモヴェ地区とニウヨークをつないでウクライナ軍を包囲しようとする可能性が出てきました。
現在この距離はおよそ5キロとなっています。
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●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ方面から、クラホフ・ブレミフカ方面の戦況についてお伝えします。
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作戦に影響するアウディーイウカの天気は、はれ
最低気温16度、最高気温30度
今日の天気も、はれの予報となっています。
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○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍は53回攻撃をおこない、わずかずつ前進しています。
ロシア軍は周辺地域から戦力を引き抜いてこの方面に投入し、攻勢をかけています。
ここ最近この方面で情報が極端に少なくなりましたので、未確認の情報も含めてお伝えすることになります。
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1番目
ロシア軍はノヴォオレクサンドリフカで8回、ゼランネで18回攻撃をおこない、前進しようとしていますが、ウクライナ軍も防衛し、ロシア軍は前進できていません。
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2番目
ロシア側の複数の情報では、ロシア軍は南からイヴァニフカに前進し、集落に入ったとの情報がありますが、はっきりしませんので、該当する場所に矢印だけ書いておきました。
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3番目
ロシア軍は鉄道からゼランネの集落に正面突撃をおこなっていますが、この攻撃はウクライナ軍が前進を阻止していて、ロシア軍はほとんど前進できていません。
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4番目
ゼランネの東の小さな環状陣地では、
位置情報付きの映像によるとウクライナ軍のブラッドレー歩兵戦闘車が遺棄されたところが確認でき、
この場所が最前線となっていることが確認できます。
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5番目
その東の大きな環状陣地では、ロシア軍がわずかに前進しています。
ご覧いただいている静止画はウクライナ軍のブラッドレー歩兵戦闘車がロシア軍陣地の掃討作戦をおこなったところ、
逆にロシア軍の対戦車ミサイルの攻撃を受け、ウクライナ軍の乗員が避難しているところとなっています。
その場所をロシア軍の占領地として戦況図を更新しました。
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変更点としてはこのくらいになっています。
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○クラホフ・ブレミフカ方面
この方面でロシア軍はクラホフ方面で7回、
ブレミフカ方面で2回の攻撃をおこないました。
ロシア軍としてはコスティアンティニフカとブフレダールを結ぶ連絡線を遮断するのが戦術的な狙いとなっています。
この方面のロシア軍は郊外で機械化攻撃を多用し、ウクライナ軍により撃退されていますが、歩兵の突撃もおこない、ウクライナ軍の防衛の隙を突いています。
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そのうちコスティアンティニフカの南西の地図で示した場所では、
位置情報付きの映像によると、ロシア軍は地図で示した場所に攻撃をおこない、ウクライナ軍の防衛をかいくぐり、ごく少数の歩兵がO0532号線に到達した可能性があります。
ご覧いただいているのはロシア側の映像で、地図で示した場所に遺棄された車に旗を立てて占領を主張している様子となっています。
旗は小さく、ひょっとするとドローンで磁石付きの旗を落とした可能性もありますので、戦況図ではこの場所まで係争地が拡大したとして戦況図を更新しました。
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それ以外はロシア軍の攻撃はウクライナ軍が撃退し、戦況図に影響のある情報はありませんでした。
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●後方地域
最初のニュースでお伝えしたクリミア半島の攻撃以外には、
クラスノダールカライの変電所がドローンにより攻撃を受けた情報と、
ロストフのモロゾフスク飛行場にドローン攻撃があり、燃料タンクと倉庫が爆発し炎上している情報があります。
映像では遠くのほうで何かが炎上している様子が確認できます。
さらに新しい情報として、
その近くのカメンスキーでも石油タンクが炎上中となっています。
こちらも映像で複数の石油タンクが炎上していることが確認できます。
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●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州
この方面でロシア軍は少なくとも3回攻撃をおこないましたが、ウクライナ軍が撃退し、戦況図に影響のある情報はありませんでした。
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■その他
先日汚職で逮捕されたロシア国防省陸軍大将のブルガコフ副大臣を家宅捜索したところ、
多数の自画像や上司にあたるショイグ元国防大臣が描かれた絵画が飾ってあり、SNS上で話題となっています。
絵画は第2次世界大戦の雰囲気でショイグ氏が登場していたり、
18世紀のようなタッチのショイグ氏も描かれています。
ピアノの上には4枚の自画像が飾られていたりしていることから、
SNSでは「大将は明らかに精神的に障害があるのではないか?」と盛り上がっているとのことです。
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今日は以上です。
戦況の分析やニュースの感想、
最新情報など是非コメント欄にお寄せください。
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ご視聴いただきありがとうございました。
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