【7月29日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:35 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:00 ウクライナ情勢、ロシア情勢ニュース
2:12 ロシア軍教会に落雷 プーチン勲章も台無し 勝利の女神もロシア見放す
3:10 日本がパトリオット増産へ合意
3:45 日曜日の世論調査結果で驚きの結果 トランプ不人気か
4:38 オルバンEUとNATO退去
5:21 各地域の戦況
5:38 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
6:23 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
9:19 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
12:47 後方地域の爆発炎上事件
14:25 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
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ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ロシア軍に不吉な知らせです
モスクワにあるロシア軍中央教会の広場に落雷が発生し、
近くにいた人たちが雷に打たれ、
4人がケガ、
うち2人が重体で蘇生措置を受けているとのことです
この教会は「戦争の神殿」と呼ばれ、
第二次世界大戦におけるソ連勝利75周年を記念してプーチン政権により建てられました
この教会を代表するキリル・グンジャエフ総主教は、
ウクライナに対するロシアの侵攻を祝福し、
侵略を正当化し、
ロシアの核兵器使用を賞賛しています
ちょうどこの日は総主教グンジャエフが、
プーチン大統領にアレクサンドル・ネフスキー勲章を授与した日となりました
教会は大混乱となり、
映像ではお見せできないところもありますが、
すすり泣く女性の声も確認できます
2番目
これはニュースになっていると思いますが、
アメリカ国防総省は、
アメリカと日本がパトリオット防空ミサイル用のMIM104ミサイルの生産量を増やすことで合意したと発表しました
パトリオット用のミサイルは、
ロッキードマーティンが年550発に増産すると発表していましたが、
それでも不足しています
ライセンス生産している日本から輸入することで、
アメリカでの生産分を多くウクライナに提供することができると考えられます
3番目
アメリカ大統領選挙でハリス旋風が吹いている模様です
ABCニュースが日曜日に発表した最新の世論調査によると、
ハリス副大統領の好感度は43%と、
1週間前より8ポイントも上昇しました
また、
アメリカ有権者のうち、
ハリス氏が民主党の候補者になったら支持すると答えたのは52%、
トランプ氏が共和党の候補者になったら支持すると答えたのは36%で、
こちらは1週間で4%も低下しました
トランプ暗殺未遂の話はハリス登場でかき消されてしまったようです
ハリス陣営はこの1週間で選挙費用を2億ドル以上を集めたとの情報もあります
4番目
ポーランドのバルトシェフスキ外務副大臣は、
ハンガリーのオルバン首相の最近の発言を受け、
ハンガリーに対しEUとNATOからの離脱を提案しました
同氏は、
オルバン首相の最近の行動に対し疑問を呈し、
「ハンガリーはEUとNATOの組織の一員であるとは理解できない」と述べ、
「なぜオルバンはプーチンと同盟を結ばないのか?」と疑問を呈しました
この発言の背景にはウクライナ支援に関し、
ハンガリーが様々なレベルで決議や資金支出をことごとく阻止している実態があります
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
5月にロシア軍が国境を越えて軍事侵攻を
おこなったハルキウ方面の戦況についてお伝えします
この方面のロシア軍はフリボケ、
ボフチャンスクで6回攻撃をおこない、
5回はウクライナ軍が撃退し、
ボフチャンスクで地上戦が継続中となっていますが、
戦況図に影響のある情報はありませんでした
ウクライナ軍のサランツェフ報道官は、
「ロシア軍は予備兵力を使い果している」と指摘し、
「ロシア軍は時に大集団で、
時に小集団で攻撃をおこなっているが、
引き続き大きな損害をこうむっている」と述べました
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で1回、
スバトベ・クレミンナ線で14回、
シベルスク周辺は6回、
チャシフヤール周辺で2回、
トレツクの方向でも13回
攻撃をおこないました
○シベルスク周辺
この方面でロシア軍は
ヴェルホノカミヤンスケとスピルネに
攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍が撃退し、
ロシア軍の成果はありませんでした
一方、
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍はイワノダリフカから
南の方向に攻撃を仕掛け、
陣地戦を制して奪還した模様です
ご覧いただいているのは
地図で示した場所付近の様子で、
ウクライナ軍の車両をめがけて飛行したドローンが
途中の木に触れて目標を外したところとなっています
この付近は10日ほど前の7月18日に
ロシア軍が前進して占領した
と伝えられているところで、
そのときロシア軍が占領したとすれば
ウクライナ軍が奪還したことになります
こちらの戦況報告では最初から
係争地またはウクライナ軍の支配地として
表示していましたので、
今回ウクライナ軍の陣地であることが確認されました
奪還というわけではないにしても、
ウクライナ軍の陣地であることが確認されたので、
その範囲を青で囲っておきました
○トレツク方面
この方面ではウクライナ軍の防衛が機能し、
ロシア軍の攻撃は行き詰まりを見せてきました
1番目
アルテモヴェ地区では位置情報付きの映像によると
地図で示した建物にウクライナ軍の存在が確認でき、
この場所がウクライナ軍の最前線
となっていることがわかります
ご覧いただいているのはロシア側の
偵察映像と思われるもので、
地図で示した場所にいる
ウクライナ軍の様子となっています
戦況図に変更はありません
2番目
ニウヨークでは、
反対にロシア軍は町の東の地図で示した場所に
多連装ロケットで攻撃をおこない、
ウクライナ軍の動きを牽制しています
ご覧いただいているのはロシア側の撮影したもので、
地図で示した場所の様子となっています
今後ロシア軍は東から攻撃を仕掛け、
膠着状態を打開しようとするかも知れません
こちらも戦況図に変更はありません
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします
作戦に影響するアウディーイウカの天気は、
はれ
最低気温20度、
最高気温33度
今日の天気も、
はれの予報となっています
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍は、
様々な方向に27回攻撃をおこないました
ウクライナ軍の第47機械化旅団の大隊指揮官が
メディアに語ったところによると、
「この方面の状況は深刻で、
最近戦闘の激しさが増加している
プロレスとヴォフチェはロシア軍が占領した
これは人員の訓練や将校の能力、
武器の量などの問題がある」と述べました
また戦争研究所では、
ロシア軍はフロジフカ、
ノヴォフロジフカ、
セリドヴェに前進をおこない、
その東側一帯を包囲してしまおうとしている
可能性があると分析しています
さて戦況図ではこの方面で確認できる情報が
どちら側からもなく、
複数の情報を総合すると、
ヴェセレでは、
ロシア軍が集落に入り、
南東側を占領したという情報があり、
その範囲を係争地からロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
○マリンカ方面
○ヴェルカノボシルカ方面
ロシア軍はマリンカ方面で14回、
ヴェルカノボシルカ方面で6回の攻撃をおこない、
うち15回の攻撃はウクライナ軍が撃退し、
残りの5回が継続中となっています
1番目
そのうちクラスノホリフカでは、
位置情報付きの映像によるとロシア軍は
町の北西の地図で示した数ブロックに
激しい砲撃をおこない、
この場所以外は占領したものと考えられます
ご覧いただいているのはロシア側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
その範囲を係争地から
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
2番目
コスティアンティニウカからブフレダールにかけては、
ロシア軍は全体的に前線を押しだそうと
攻撃をおこなっています
まずコスティアンティニウカから3キロ南の
地図で示した場所では、
ロシア軍の突撃部隊が攻撃をおこない、
前進しました
ご覧いただいているのはロシア側の映像で、
地図で示した場所の様子となっています
この付近を係争地からロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
3番目
またロシア軍はヴォジャネの南東の
地図で示した場所にも攻撃をおこない、
BMP歩兵戦闘車で前進し、
ウクライナ軍によって撃退されました
攻撃は撃退されましたが、
その後方はロシア軍が占領しているとして、
その範囲を係争地からロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
●後方地域
1番目
ウクライナ軍は前線から100キロのクルスクと、
モスクワの東で前線から800キロの距離にある
ニジニノヴゴロドの石油施設を攻撃し、
いずれも成功しました
クルスクでは画像があり、
夜に明るい閃光が確認できます
またニジニノブゴロドでも
映像で大きな爆発音が確認でき、
石油精製施設への攻撃は成功したと伝えています
2番目
ルハンスクにあるロシア軍の訓練場に
ATACMSの攻撃があり、
19人が召され、
71人が負傷した情報があります
当時ロシア軍の第228自動車化ライフル連隊の
訓練がおこなわれていたとのことです
3番目
先日お伝えしたサキ空軍基地の
攻撃の結果が判明しました
攻撃はATACMS8発で、
クラスター弾頭を使用したものだったとのことです
攻撃の結果、
ロシア軍の2名が召され、
4名がざまざまな重傷を負い、
1機のSu30SM、
1基のメートル波レーダーが破壊され、
もう1機のSU30が損傷を受けたとされています
●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州
この方面ではマラトクマチカ、
ロボチネ、
ドニプロ川の島々で5回の地上戦の報告がありました
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