【7月19日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
0:35 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:33 ウクライナ情勢、ロシア情勢ニュース
1:45 ロシア中央銀行が武装 副総裁に武器渡され総裁には渡されず
3:21 ロシアがイランに屈辱的契約飲まされる 戦費調達のため止むなし
4:27 ロシア航空会社サギ集団に次々ダマされ泣き寝入り
5:46 ウクライナ各地域の戦況
6:02 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
7:22 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
12:54 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
15:20 後方地域の爆発炎上事件
17:07 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
——
■ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ロシアRBCによると、
ロシア国家警備隊は法案を提出し、
ロシア中央銀行の副議長、
顧問、
45の部門長に対し、
武器携帯の許可を与えると同時に銃器を支給することとなりました
この法案はロシア各地域の中央銀行の支店と職員を保護するためとしていますが、
中央銀行のナビウリナ総裁は除外されています
使用できるものはピストル、
サブマシンガン、
AK74などのアサルトライフルで、
ピストルとサブマシンガンは中央銀行の指導者に渡され、
機関銃は施設の現金回収や警備部門が使用するとのことです
この前例のない措置は様々な憶測を呼んでいます
ロシアの軍事ブロガーは早速不満を表明し、
ロシアの将校や軍人がピストルの携行を許可されないにもかかわらず、
なぜ中央銀行の職員に許可されるのか?と指摘しています
またロスグヴァルディアは、
ロシアと占領地域に利益供与ネットワークを確立するのが目的である可能性を指摘しました
さらに、
中央銀行の副総裁が許可され、
総裁が除外されているのも注目です
可能性としては、
プーチン大統領に危害が及ばないようにするとの配慮や、
クレムリンの望まない利上げの政策決定に、
総裁を脅して武器を持つ副総裁が主導権を握る可能性も考えられます
2番目
コメルサントによると、
ロシアのガスプロムはイラン政府とガス供給協定を締結し、
イランはロシアから最大日量3億立方メートル、
年間1100億立方メートルの天然ガスを、
市場価格の75%引きの破格の値段で購入する契約を締結しました
これはガスプロムがヨーロッパで失った取引量に相当し、
イランの国内消費量の45%に相当します
価格は1000立方メートルあたり100ドルとなり、
トルコ向けの400ドル、
中国向けの260ドルに比べても破格の値段となっています
ロシアの天然ガスは制裁によりヨーロッパの市場を失い、
中国への販売も不調に終わりました
ガスプロムは空前の赤字を計上していることから、
このような大幅な割引になったと考えられます
記事では「欧州を失ったロシア、
イランと屈辱的なガス販売契約に合意」とあります
3番目
西側の制裁で部品の入手に困っているロシアの航空企業が次々に詐欺の被害に遭っています
ロシヤ航空は一昨年10月、
ブリジストンの旅客機用タイヤを1550万ルーブル(16万ドル)でアルメニアの会社に注文し、
10日後にアルメニア企業の口座に送金しましたが、
このアルメニア企業は納品せず、
返金もしませんでした
またロシアのUTエアーは、
これもアルメニアの企業にエンジンを発注し、
2億150万ルーブル(230万ドル)支払いましたが、
エンジンはいくら待っても納入されませんでした
UTエアーはロシアの裁判所に訴訟を起こし、
アルメニア企業のロシア口座を差し押さえましたが、
代金の回収はできませんでした
以前の動画でもお伝えしましたが、
ロシアは1年で700件の航空機の故障が発生し、
今月はとうとう旅客機が墜落して搭乗していた全員が死亡する事故も起きました
国際民間航空機関ICAOは、
ロシアの旅客機を最低ランクの「危険」に分類し、
ブータン、
コンゴ、
リベリアと同じ分類となっています
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
5月にロシア軍が国境を越えて
軍事侵攻をおこなったハルキウ方面の戦況について
お伝えします
この方面のロシア軍はフリボケ、
ボフチャンスクで16回攻撃をおこないました
○フリボケ方面
フリボケの市街地では、
ロシア軍がまた家1軒ずつ前進し、
占領しようとしています
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍は地図で示した場所に集結し、
ウクライナ軍がドローンで排除していることから
この場所が係争地となっていることが確認できます
ご覧いただいているのは
ウクライナ側が撮影したもので、
地図の家に逃げ込んだロシア兵に
急行しているところとなっています
戦況図には変更はありません
○ボフチャンスク方面
この方面では狭い範囲で市街戦となっていて、
ロシア軍の砲撃・ドローン・空爆の位置と、
ウクライナ軍の攻撃位置から、
街区ごとに支配が変化する接近戦となっています
こちらも戦況図に変更はありません
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の戦況について
お伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面で10回、
スバトベ・クレミンナ線でも6回、
シベルスク周辺で7回、
チャシフヤール周辺で4回、
トレツクの方向は23回攻撃をおこないました
○クピャンスク方面
この方面でロシア軍はH26号線沿いで攻撃軸を選び、
戦力を集中させて攻撃をおこなっています
昨日ロシア軍が前進したとお伝えした
キスリフカからステポヴァノヴォセリフカの方向では、
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍が高速H26号線と鉄道の交差する付近で
空爆をおこない、
その後自爆ドローンにより
ウクライナ軍のM113歩兵戦闘車を破壊しました
ご覧いただいているのはロシア側の撮影した映像で、
地図で示した場所で砲弾を持ったドローンが
ウクライナ軍の車両を観察している
ところとなっています
戦況図ではこの場所まで係争地が拡大したとして
戦況図を更新しました
○スバトベ・クレミンナ線
この方面ではマキイウカとテルニーに戦力を集中させて攻勢を仕掛けています
1番目
マキイウカでは、
ロシア軍は町の北と南の二つの攻撃軸で
交互に攻撃をおこない、
ウクライナ軍の防衛を試しています
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍は地図で示した場所に
砲撃をおこなっていて、
10日の時点に比べ、
ロシア軍が500メートルほど
前進したことが確認できます
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
戦況報告のもので、
地図で示した場所の様子となっています
戦況図には変更はありません
2番目
テルニーでは、
ロシア軍は今までとは異なる方向に奇襲をかけ、
前進しました
ロシア軍はテルニーの北東の地図で示した
境界森林にBMP2歩兵戦闘車で突撃をおこない、
車両が破壊されたあとに歩兵が展開して
占領地を増やそうとしましたが、
ウクライナ軍の砲撃により撃退されました
ご覧いただいているのはウクライナ軍の
第67機械化旅団のもので、
ロシア軍の車両が縦横無尽に走って
突撃をしているところとなっています
戦況図ではこの場所まで係争地が拡大したとして
戦況図を更新しました
○シベルスク周辺
この方面のロシア軍は
スピルネに空爆をおこなったほか、
イワノダリフカに奇襲をかけ、
集落の南のウクライナ軍陣地に次々と
ドローン攻撃をおこなった後、
その後方のイワノダリフカの集落の家に
ロシア国旗を落として占領を主張し、
この付近のウクライナ軍の士気をくじこうと
画策しましたが、
この攻撃は成功しませんでした
ご覧いただいているのはロシア側のもので、
イワノダリフカの集落に占領を主張する旗を
落としたところとなっています
戦況図に変更はありません
○チャシフヤール方面
昨日お伝えしたカリニフカの占領について、
複数の情報を総合するとウクライナ軍は
集落の北の工場からも撤退していると判断できますので、
カリニフカ全体をロシア軍が占領したとして
戦況図を更新し、
カリニフカは青から赤のマークに変更しました
ウクライナ軍は運河の西側で防衛をおこなっていて、
ロシア軍はこの運河の西側にはでられていません
○トレツク方面
ロシア軍はドルージバの方向、
アルテモヴェ地区、
ニウヨークに攻撃をおこない、
アルテモヴェ地区で前進しました
1番目
複数の情報を総合すると、
ロシア軍はアルテモヴェ地区で
北西の方向に分岐して攻撃を仕掛け、
第13学校の手前の街区まで前進し、
占領した模様です
この場所は13日にロシア軍が偵察をおこなっていて、
攻撃を仕掛けた可能性があると
お伝えした所になります
その範囲を係争地からロシア軍が
占領したとして戦況図を更新しました
2番目
ニウヨークでは、
位置情報つきの映像によると、
こちらもロシア軍はこれまでの攻撃軸から分岐し、
複数の装甲車両でニウヨークの中心に向かって
攻撃を仕掛けましたが、
地図で示した付近でウクライナ軍の反撃に遭い、
ロシア軍の車両はコントロールを失って
第18学校に突っ込んで撃退されました
ご覧いただいているのは
地図で示した場所の様子となっています
こちらは撃退されましたので戦況図に変更はありません
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします
作戦に影響を与えるアウディーイウカの天気は、
はれ
最低気温25度、
最高気温38度と気温が高く、
今日の天気も、
はれの予報となっています
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍は、
様々な方向に20回以上攻撃をおこない、
一部で前進しました
そのうちプロレスでは、
未確認の情報ですが、
ロシア軍が鉄道と森林境界の二つの攻撃軸から
プロレスの集落に入り、
市街戦となっているとの情報があります
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