【7月12日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
1:05 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:15 ウクライナ・ロシア情勢に関するニュース
2:28 ロシア国防省のベロウソフ国防大臣 出自がウクライナバレてスキャンダル 親戚が説得はじめる
3:59 ポーランドの義勇兵「ウクライナ軍団」申し込み数千人に
4:57 ロシア兵員不足に「親戚&友達紹介キャンペーン」開始
5:57 ウクライナ各地域の戦況
6:15 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
8:07 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
10:45 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
13:49 後方地域の爆発炎上
14:56 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
——
ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ロシアがキーウにある小児病院のがんセンターを攻撃したことについて、
アメリカに住んでいるベロウソフ国防大臣の姪がおじさんにあたる大臣に宛てたメッセージを作り、
SNSに公開しました
「親愛なるアンドレイ叔父さん、
昨日ロシア軍はキーウに38発のミサイルを発射しました」から始まる4分ほどのメッセージでは、
「アンドレイおじさん、
この病院は私が10年前に赤ちゃんの検査で何度もかよった病院だったことを思い出してくださいいとこがキーウで生きて働いています
アンドレイおじさん、
昨日ミサイルがキーウに飛んだのはおじさんのせいです
アンドレイおじさん、
今何してるの?正気に戻ってください」と語りかけ、
「ウクライナの子どもたちが死に続けている限り、
あなたは健康にも、
幸福にも、
裕福にもなれませんそしてもしあなたの弟が死んだら、
私はあなたを決して許しませんし、
あなたは深く後悔するでしょう」と訴え、
そして最後には、
「このビデオを見た皆さん、
ロシア国防大臣のいとこがキーウに住んでいることを全世界に伝えてくださいそれからキーウには、
彼の祖母のセラフィマ・ニコラエワ・ベロウソワと祖父で親衛隊少将のアレクサンドル・アレクサンドロヴィチ・ベロウソフが埋葬され、
叔母と、
父がその墓を守っています」で終わっています
2番目
少し前の動画で、
ポーランドとウクライナで締結された安全保障協定の中に、
ポーランドで「ウクライナ軍団」を創設し、
軍事訓練をおこなう条項があることをお伝えしました
簡単に言えば義勇兵を送るというこの制度は、
訓練と武器はポーランドが提供し、
ウクライナでの任務終了後にポーランドに帰国する権利が与えられます
NATO公開フォーラムのイベントに登場したポーランドのスコルスキー外務大臣は、
このウクライナ軍団にすでに数千人の応募があることを明かしました
大臣は、
「ポーランドには100万人のウクライナ人がいて、
すでに数千人が参加登録をしている我々は適切な訓練と装備を提供しなければならない」と語り、
義勇兵部隊は数個旅団規模で、
最高の装備を持つ部隊となることを語りました
3番目
ロシアでは、
兵員の募集に苦労しているようで、
親戚や友人を説得してロシア軍と契約させた場合、
説得した親戚や友人にも10万ルーブル(1000ドル)が支払われることになりました
ロシアでは、
ウクライナ戦争に参加する志願兵に提示される給与が高騰し続け、
現在ではタタールスタンでも入隊時に一時金として150万ルーブル支払われています
今回の制度は周りの親戚や友人にロシア軍と契約させるよう動機付けをおこない、
さらなる兵士の獲得を目指すものとなっています
わかりやすく言えば、
ロシアは「親戚や友人を売る」よう奨励していることになります
しかし記事によると、
兵士はほとんど生きて戻ってくることはなく、
戦死しても現場で脱走兵扱いとされ、
給与の支払いはおこなわれないとのことです
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
5月にロシア軍が国境を越えて
軍事侵攻をおこなったハルキウ方面の戦況について
お伝えします
この方面のロシア軍はフリボケ、
ボフチャンスクに3回攻撃をおこないました
ロシア軍はこの方面に
それまでドニプロ川のクリンキーにいて
過去にウクライナ軍に壊滅させられた
第810海兵旅団の一部、
トレツクにいた第9自動車化ライフル旅団の一部を
引き抜いてこの方面に配置した情報があります
本来はウクライナ軍の戦力を分散させる目的の
ハルキウ侵攻でしたが、
ロシア軍の戦力も分散されています
○リプツィ方面
この方面でウクライナ軍はさらに前進しています
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍はフリボケ北の農場でさらに東に前進し、
地図の場所まで奪還しました
ロシア軍がドローン攻撃を
おこなっていることから判明しました
ご覧いただいているのはロシア軍の
第155海兵旅団のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この場所をウクライナ軍が奪還したとして
戦況図を更新しました
○ボフチャンスク方面
この方面では戦況図に変更はありませんが、
昨日お伝えしたボフチャンスク中心部の
ロシア軍について、
相反する情報が出てきました
ロシアに近いSNSではウクライナ軍の
砲撃のミスであったという評価になっていますが、
戦争研究所ではアフリカ軍団の突撃部隊が
ボフチャ川を渡っていると伝えています
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクからチャシフヤール方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍はクピャンスク方面で3回、
スバトベ・クレミンナ線で10回、
シベルスク周辺で不特定の回数、
チャシフヤール周辺で4回、
トレツクの方向は15回
攻撃をおこないました
○シベルスク周辺
この方面でロシア軍はロズドリフカと
ヴェルホノカミヤンスケに攻撃をおこないました
そのうちロズドリフカでは、
位置情報つきの映像によると、
ウクライナ軍のドローンが
ロズドリフカ郊外の地図で示した境界森林に
攻撃をおこなっていることから、
この場所にロシア軍が前進したことが
確認されました
ご覧いただいているのは
ウクライナ軍の戦況報告のもので、
地図で示した場所の様子となっています
ロシア軍は1か月前にロズドリフカの
集落に入ってからというもの、
集落でウクライナ軍の抵抗により
前進できていないことから、
周囲を包囲する作戦も使い始めた可能性があります
この場所をウクライナ軍の支配地から
ロシア軍占領地に戦況図を更新しました
面積は2.2平方キロほどになります
○チャシフヤール方面
この方面でロシア軍はチャシフヤール付近と
イワニフスケで攻撃をおこないましたが、
戦況に変化はなく、
ロシア軍は攻撃を仕掛けても
ウクライナ軍の陣地を突破できていない模様です
ウクライナ軍の第24機械化旅団がSNSで戦況を報告し、
「運河が障壁となり、
ウクライナ軍が有利な位置にいるため、
ロシア軍の度重なる攻撃は
前進につながっていない」と伝えました
戦況図に変更はありません
○トレツク方面
この方面でロシア軍はピヴニチネ、
トレツク、
ニューヨークに攻撃をおこないましたが、
ロシア軍の攻撃はウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありませんでした
またこの方面では詳細な場所は不明ですが、
ウクライナ軍陣地の下にシャベルで
トンネルを掘っていたロシア軍が、
ウクライナ軍に出入り口を突き止められ、
ドローン攻撃で塞がれて全滅した情報があります
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況についてお伝えします
作戦に影響を与えるアウディーイウカの天気は、
はれ
最低気温23度、
最高気温36度
今日の天気も、
はれの予報となっています
当面暑い晴れの日が続きます
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍は、
ヴォズドヴィジェンカ、
ノヴォレクサンドリウカ、
ロズヴァツケ、
エフヘニウカ、
ソキル、
プロレス、
ノヴォセリウカ・ペルシャ付近、
ウマンスケ、
ヤスノブロジフカに
不特定の回数攻撃をおこないました
1番目
エフヘニフカ付近では
ウクライナ側からの情報が少なくなり、
ロシア国防省はエフヘニフカのすぐ南にある
ヴォスホードの占領を主張しました
戦況図ではすでに4日から7日にかけて
占領したことを確認していますので、
その後ウクライナ軍が反撃をおこない、
ロシア軍が再度奪還した可能性が考えられます
位置情報つきの映像でも、
ロシア軍はエフヘニフカの集落の東で
砲撃をおこなっていることから、
エフヘニフカではウクライナ軍が
反撃をおこなっているものと考えられます
ご覧いただいているのはロシア側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
そうなると戦況図はロシア軍の占領地域が
実際より大きい可能性もあるので、
確認がとれればその都度見直していきます
2番目
ノヴォセリフカペルシャでは、
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍が集落の東に取り付こうとしているか、
あるいは集落の端に取り付いた可能性があり、
ロシア軍の前進陣地をウクライナ軍が
ドローンで攻撃して応戦しています
ご覧いただいているのは
ウクライナ軍の戦況報告のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この場所までロシア軍が
400メートルほど前進したとして戦況図を更新しました
それ以外はロシア軍の攻撃は成果がなく、
戦況図に変更はありませんでした
○マリンカ方面
○ヴェルカノボシルカ方面
この方面でロシア軍は、
マリンカ方面でクラスノホリフカ、
ヘオリイフカ、
コスティアンティニウカ、
ヴォジャネの方向に4回、
ヴェルカノボシルカ方面ではウロジャイン、
マカリフカの方向に3回攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍が撃退し、
ロシア軍に成果はなく
戦況図に変更のある情報はありませんでした
●後方地域
1番目
今日はクラスノダールで鉄道駅の通信施設が
火災になっているとの情報があります
2番目
ロシアの独立系メディアによると、
5月7日にロシアがキーウにある
オマトディット小児病院にミサイル攻撃を
おこなったことに関連して、
ロシア軍のあるパイロットは、
同僚となる第22重爆撃航空旅団の
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