【7月6日ウクライナ情勢 概要】
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0:00 はじめに
0:37 ウクライナ戦況の全般的な事柄
1:38 ウクライナ・ロシア情勢に関するニュース
1:51 ドイツ大使「パトリオット到着」EU各国持ち寄ってもう一つ作る
2:37 NATO事務総長「ミンスク3号」に警告 中途半端な和平はロシア再軍備の時間与えるだけ
4:17 ロシア政府 資産家から戦費調達システム運用開始 すでに数百億円集まった模様
5:46 ウクライナ各地域の戦況
6:09 北東部 ハルキウ方面 リプツィ、ボフジャンスクの戦況
8:28 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面 ハルキウ テルニー チャシフヤールの戦況
12:49 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
13:45 後方地域の爆発炎上
14:16 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州、ロボチネ、クリンキーの戦況
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
——
ウクライナ情勢に関するニュースを厳選して、
簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ドイツ大使のイエーガー氏によると、
ドイツからパトリオット防空システムがウクライナに到着したと発表し、
ウクライナ兵に対する訓練も無事終了したと伝えました
大使は、
「これで3セット目のパトリオット防空システムがドイツからウクライナに到着した」と伝えています
またニューヨークタイムズは、
欧州各国がミサイル、
火器管制装置、
発射装置、
レーダーを少しずつ提供し、
それを集めてパトリオット防空システムを作り、
ウクライナに送ろうとしていると伝えました
詳細は来週開催されるNATO首脳会議で発表される可能性が高いとのことです
2番目
NATOのストルテンベルグ事務総長は、
ワシントンで記者会見に応じ、
ミンスク3号に対し警告を発しました
ミンスク3号というのは、
和平協定を指す言葉で、
少し説明すると、
過去ドンバス紛争の停戦合意を便宜上1号2号と呼んでいて、
ミンスク1号は2014年にウクライナ、
ロシアと民兵組織でドンバス戦争の停止について合意した議定書、
ミンスク2号とは、
翌年フランスとドイツの仲介でロシアとウクライナが合意したドンバス戦争の停戦協定のことを指します
ストルテンベルグ事務総長は、
記者からの「ウクライナを和平交渉に追い込もうとする圧力に対し、
これを跳ね返す十分な決意があるか?」という質問に対し、
「ロシアは2014年に3月にクリミアを併合し、
同年9月のミンスク1号の後にさらに占領地を西に拡大させた
2015年2月にミンスク2号で停戦に合意したが、
しかしロシアは7年後にさらに多くの領土を占領した
我々はミンスク3号を許すことはできない」と強調しました
このようにロシアは消耗した戦力の回復に和平協定を利用していることを念頭に、
事務総長は、
「戦場と和平交渉の間には関連性がある」と語り、
今回のNATO首脳会議でウクライナへの軍事支援の強化が発表される可能性が高いことを示唆しました
3番目
戦費が大幅に予算オーバーしているロシアでは、
モスクワタイムズによると「資産家から財産を没収する仕組み」を作って運用を開始したと伝えました
この方法ですでに5件の資産家の財産が没収され、
数十億ルーブルから数百億ルーブルが国の収入となりました
その仕組みは、
まずターゲットとなる資産家に対し、
検察が「過激派」に認定するよう裁判所に請求し、
裁判所がそれを認定し、
資産を没収するというものです
以前の動画でも途中経過を少しお伝えしましたが、
今月3日タンポフ地方裁判所は、
ウォッカ企業のオーナーを「過激派」と認定し、
その後タンポフにあるウォッカの蒸留所、
関連会社の株式など没収しました
またその前日には、
同様にリペツクにある製菓工場が差し押さえられ、
関連する株式1億3000万株以上が州に譲渡されました
さらにスモレンスキー銀行のオーナーも過激派に認定され、
所有していた株式、
不動産など60億ルーブル以上の資産が没収されました
それ以外にもジャーナリストのネフゾロフ氏も過激派に認定され、
住宅、
自動車、
自身の運営する企業が差し押さえられ、
ジャーナリストの活動ができなくなった例もあるとのことです
■それでは、
各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面で
フルスクリーン表示にしていただくと、
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ハルキウ方面
5月にロシア軍が国境を越えて
軍事侵攻をおこなったハルキウ方面の戦況について
お伝えします
この方面でロシア軍は18回の攻撃をおこない、
14回はウクライナ軍が撃退し、
4回は地上戦が継続しています
○ゾロチフ方面
昨日もお伝えしましたが、
ロシア軍は7月4日にハルキウの北西45キロにある
コザチョク村に侵攻しました
ロシアの軍事ブロガーは集落を制圧したと伝え、
ウクライナ軍のポフフ報道官は、
侵攻してきたロシア軍の部隊を特定し、
反撃していると伝えています
今のところは戦況図に変更はありません
○ボフチャンスク方面
昨日の旅団の責任者逮捕で
後がないことを知ったためなのか、
ロシア軍はボフチャンスクで激しく攻撃を
仕掛けてきました
1番目
ロシア軍は、
ボフチャ川の西と骨材工場の東に
確認できるだけで60発以上の多連装ロケットを
打ち込んでウクライナ軍の動きを封じながら、
ソボルナ通り沿いの高層アパートで
市街戦となっています
位置情報つきの映像によると、
ロシア軍は
ウクライナ軍のドローン攻撃と砲火をかいくぐって
地図で示した高層アパートに
到達したという情報があります
ご覧いただいているのは
ウクライナ軍の第57機械化旅団のもので、
地図で示した場所の隣の高層アパートにいる
ロシア兵をヴァンパイアドローンで
観察しているところとなっています
今のところ戦況図に変更はありません
2番目
骨材工場では複数の情報を総合すると、
包囲されているロシア兵は西側の建物に集まって
身を寄せている模様です
ロシアびいきの少数の情報では、
この包囲は解かれ、
西側にいるロシア軍の部隊と
行き来ができていることになっていますが、
両軍の砲撃の位置やドローンの攻撃位置から、
公園の一区画をウクライナ軍が
開いたり閉じたりして、
通過しようとするロシア兵を
狙ったりしているものと判断できます
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 チャシフヤール方面
クピャンスクから
チャシフヤール方面の戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍はクピャンスク方面で4回、
スバトベ・クレミンナ線で13回、
シベルスク周辺で8回、
チャシフヤール周辺では14回、
トレツクの方向にも18回
攻撃をおこないましたが、
後ほどお伝えするトレツク方向以外は
ウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありませんでした
○トレツク方面
この方面では、
双方が攻撃をおこなっています
ウクライナ軍の第95突撃旅団のスタニスラフ氏は、
軍事専門家のスグレツ氏の取材に対し、
「敵は装備を使わず歩兵で前進し、
24時間あらゆる方向から絶え間なく
襲撃を繰り返してくる
敵の損害が非常に大きいが、
占領地域から多数動員をおこない、
兵力の蓄積があった敵は人員、
砲兵、
空爆の数で優位に立っている」と
最前線の状況を説明しました
1番目
マヨルスクからドルージバの方向にかけては、
ロシア軍が線路沿いに
歩兵の突撃をおこなっていますが、
ウクライナ軍は戦車砲と
BTR歩兵戦闘車の機関砲で
ロシア兵のいる家ごと破壊し、
外にいるロシア兵はドローンで無力化して
掃討作戦をおこなっています
ご覧いただいているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
ロシア軍の攻撃も続いていますが、
ウクライナ軍は複数の車両で攻撃していて、
6月23日以降戦況図に変更はありません
2番目
またアルテモヴェ地区でも市街戦が続いていますが、
こちらも戦況図に変更はありません
3番目
ニウヨークの方面では、
位置情報つきの映像が出てきて、
それによると地図で示した家に
ロシア兵が玉砕覚悟の対戦車地雷を投げ込み、
自分も巻き添えになりながら
家を吹き飛ばしている様子が確認でき、
最前線がこの場所になっていることが確認できます
ご覧いただいているのはロシア側のもので、
ロシア兵が家にゆっくりと近づき、
何かを投げ込んで逃げようとしている様子となっています
この場所の手前までを
ロシア軍が占領したとして戦況図を更新しました
面積は8平方キロほどになります
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカ、
マリンカ、
ヴェリカノヴォシルカ方面の戦況について
お伝えします
作戦に影響を与えるアウディーイウカの天気は、
くもり
最低気温20度、
最高気温37度
今日の天気は、
快晴の予報となっています
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍は様々な方向に33回
攻撃をおこない、
23回はウクライナ軍が撃退し、
10回は地上戦が継続していますが、
ウクライナ軍が防衛し、
戦況図に変更はありませんでした
地上戦は引き続きノヴォオレクサンドリフカ、
ソキル、
エフヘニフカ、
ウマンスケ、
カルリフカを中心に継続しています
中でも特にエフヘニフカは、
北、
東、
南にロシア軍が前進した可能性が高く、
市街地が突出部となっているためウクライナ軍は
防衛線まで撤退するものと思われます
○マリンカ方面
○ベルカノボシルカ方面
ロシア軍はマリンカ方面で10回、
ヴェルカノボシルカ方面で7回
攻撃をおこないましたが、
この方面で戦況図に影響のある情報は
ありませんでした
●後方地域
1番目
ウクライナ海軍のオレクシーネイジュパパ司令官は
ロイターの取材に対し、
ロシア黒海艦隊は、
ほぼすべての戦闘艦をクリミアから撤退させ、
セヴァストポリはほぼ無力化されたと語りました
これまでウクライナ軍は27隻の艦船を
破壊または損傷させ、
うち5隻は水上ドローンが敷設した機雷により
破壊されたことも明かしました
2番目
ロシアのウラル山脈の東にある
エカテリンブルク郊外のシベリア鉄道で
爆発が発生し、
北朝鮮から弾薬を輸送していた列車が
立ち往生しました
パルチザン組織のアテシュはSNSに投稿し、
爆発現場から煙が立ち上っている様子と
地図を公開しました
3番目
ロストフでは、
石油ターミナルでドローン攻撃により
火災が発生した情報があり、
ドローンを撃墜しようとした
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