24年間にわたり権力を握る71歳のプーチン氏。次の6年の任期を全うすると、ソ連の独裁指導者スターリン(29年)を超え、自らが敬愛する18世紀のエカテリーナ女帝(34年)に迫る。すでに「皇帝」にも例えられるプーチン氏。権力への執着は、どこからきているのか?
プーチン氏は「ロシア人とウクライナ人の歴史的一体性」を説き、ウクライナ戦争を正当化する。また、「欧米の圧力に対抗する強いロシア」を強調し、国民の愛国心に訴えかける。こうしたプーチン氏の世界観のもとで、ウ戦争の出口はあるか?
スペシャルウィーク2回目のゲストは、『プーチンの世界-皇帝になった工作員』の監訳本を手がけた笹川平和財団主任研究員の畔蒜泰助氏と、欧州政治や国際安全保障の専門家で慶應義塾大学准教授の鶴岡路人氏。プーチン氏の歴史観と権力構造からウクライナ戦争の行方を検証する。
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