【4月12日ウクライナ情勢 概要】
テレグラム→https://t.me/UKR_RU_WarMap
0:00 はじめに
1:35 ウクライナ戦況の全般的な事柄
2:58 ウクライナ・ロシア情勢最新ニュース
3:08 ノルウェー22機のF-16納入へ12機は状態良好
3:55 欧州議会パトリオット7機提供迫る 実現するまで予算執行停止
4:55 ロシア新・突撃兵器投入 数百万の野良犬が前線に
6:10 各地域の戦況
6:24 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面の戦況
10:05 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
13:53 南部 ザポリージャ州 ヘルソン州の戦況
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストから
●英語版
https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍 青:ウクライナ軍 オレンジ:係争中
・地図の下に縮尺、一辺10kmの正方形が所々あります
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表 損失比から推定
●noteに内容を全文掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
—
ウクライナ情勢に関するニュースを簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
ノルウェーのネッタヴィセンによると、
ノルウェーは22機のF16とエンジン、
補助機材、
シミュレーター、
スペアパーツその他関連機器一式をウクライナに輸送する準備を進めていて、そのうち12機はすぐに使用可能な状態にあると伝えています
ノルウェーはウクライナにF16を提供することは昨年の夏にすでに発表されていましたが、
具体的な機数が明らかになったのは初めてで、当初5機から10機程度と言われていましたが、アメリカの輸出許可の資料から22機と判明しました
提供時期は記事によると7月に開催されるNATO首脳会議以降になる模様です
2番目
欧州議会は追加のパトリオットをウクライナに供与するまでEU理事会の予算を承認をしないことを決議しました
これによりEU理事会を運営する経費など新たな予算が使えない状態になります
ちなみに欧州議会とはEU各国の首脳で構成されるEU理事会を牽制する機関で、重要な決定は欧州議会とEU理事会の両方の承認が必要となっています
加盟国ごとに定員があり、議員は直接選挙で選ばれます
決議を提案した元ベルギー首相のフェルホフスタット議員によると、
現在加盟国には100機のパトリオットシステムがあるが、
ウクライナは緊急に必要としており、提供する7機を見つけるよう促すと提案し、
議場は万雷の拍手に包まれ、決議では515対62の圧倒的大差で可決されました
3番目
ロシアでは野良犬を前線に送る準備をしています
ハンティ・マンシースク自治管区のウグラでは、
野良犬を訓練し、様々な能力を身につけさせてロシア軍に送っています
ロシアでは、統計はありませんが数百万頭の野良犬が殺処分されていると思われ、
グロム犬センター所長でロシア退役軍人支部の会長であるコルモゴロワ氏によると、
「野良犬は本来処分される運命にあるが、様々な能力を持っていて軍に役に立つ
地雷原除去には特に有効で、地中の地雷をすぐに探知でき、仮に地雷を爆発させたとしても兵士は傷つかない」とのことです
また「ロシア大祖国戦争(第2次世界大戦)の経験が示すように、
犬が本来持つ攻撃性を生かし、陣地戦で敵の塹壕に飛び込ませることで、
敵は混乱し、小さくすばしっこい犬は必要以上に弾薬を消費させる効果もあり、
その上費用もかからず、酒を飲まず、いけないお薬にも手を出さない」と野良犬を教育する効果を強調しました
■それでは、各地域の戦況です
戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
その変化は大画面のフルスクリーン表示で
日付とともに追いかけることができます
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 バフムト方面
スバトベ・クレミンナ線、
シベルスク周辺からバフムト方面の
戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は、
クピャンスク方面では攻撃行動をおこなわず、
テルニーで3回、
シベルスク周辺とバフムト方面では23回
攻撃をおこないました
○スバトベ・クレミンナ線
連日お伝えしているテルニーでは、
位置情報付きの映像によると、
テルニーの東の集落から5.6キロ離れたところで
ロシア軍が攻撃をおこない、
ウクライナ軍が砲撃とドローンで
ロシア軍の前進を阻止しています
お見せしているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この付近でロシア軍の活動が
確認されましたので、
ウクライナ軍の支配地から
ロシア軍占領地と係争地に戦況図を更新しました
○チャシフヤール周辺
この方面でロシア軍は
チャシフヤールの占領に向けて
大規模に攻撃を継続しています
ウクライナ側からの情報が少なくなり、
情報統制がおこなわれているようで、
ロシア軍は空爆と地上攻撃で
わずかずつ前進している模様です
1番目
ロシア軍はカリニフカにロケット攻撃を
おこなったあと、
ボホダニフカに攻撃をおこない、
戦闘中となっています
位置情報付きの映像によると
ロシア軍は4月9日の動画でお伝えしたのと
同じ場所に砲撃をおこない、
その後地上部隊が突入し、
掃討作戦をおこなっています
ボホダニフカは北、
東、
南を高台に囲まれた谷沿いの集落で、
地形的に周囲の砲撃にさらされやすいことから、
この付近のウクライナ軍は
ロシア軍が入る前に早々に撤退した模様で、
ロシア軍は抵抗をほとんど受けずに
前進しました
集落の中心部については情報がありませんので、
現在どちらが支配しているか不明ですが、
ウクライナ軍は防衛しやすい
カリニフカとカナルに後退した
可能性があります
少なくともこの付近は
ロシア軍が占領したことは間違いないことから、
その範囲を係争地からロシア軍が
占領したとして戦況図を更新し、
それに伴い係争地の範囲も西に拡大させて
更新しました
2番目
イワニフスケでは、
ロシア軍が占領した可能性が高いという情報と、
町の北西側で抵抗を続けているという情報があり、
判然としません
確認できる情報としては、
ウクライナ軍が町の東側にある
ロシア軍の陣地に誘導爆弾で攻撃した情報があり、
地図で示した青い屋根の建物が
ロシア軍の集結地になっていることが
わかる程度となっています
またウクライナ軍の参謀本部は
イワニフスケのロシア軍の攻撃を
撃退したと発表しています
今後新たな動きがあれば、
戦況図を更新してお伝えします
それ以外にロシア軍は
クリシチフカで攻撃をおこないましたが、
こちらはウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありませんでした
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカの天気は、はれ
最低気温は10度、最高気温は25度
今日の天気予報も、はれとなっています
アウディーイウカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況についてお伝えします
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍は6回攻撃をおこないました
ロシア軍の部隊は損耗が大きく、
攻勢の勢いは低下し、
戦力として利用できる予備兵力も
使い果した模様です
ロシア軍は戦力不足になった部隊を
別の部隊に吸収させて攻勢を
継続しようとしています
一方ウクライナ軍は
ロシア軍の攻勢が弱まったところを利用して、
ドローンと砲撃で後方を叩きはじめ、
ベルディチでBMP歩兵戦闘車5両、
トネンケの西ではT72戦車と
BMP歩兵戦闘車4両を破壊し、
前線に来る前に戦力を削っています
1番目
ノヴォカリノベのロシア軍の突出部では、
未確認ですがロシア軍は
西と北に攻撃をおこない、
集落の最初の通りで
地上戦となっている情報があり、
その範囲を係争地の拡大として
戦況図を更新しました
2番目
ペルヴォマイスケでは、
戦況図に変更はありませんが
ウクライナ軍が市街地の中心部に入り込み、
ウクライナ国旗を掲げました
お見せしているのは地図で示した場所にある
学校の様子で、
すでに廃墟となった様子から
最近のものであることが確認でき、
窓からウクライナの国旗が確認できます
○マリンカ方面
この方面でロシア軍はクラスノホリフカ、
ヘオリイフカ、
ノヴォミハイリフカに16回
攻撃をおこないました
そのうちクラスノホリフカでは、
ウクライナ軍が町の東のアパートに
空爆をおこなっていることから、
この付近に少数ながらロシア軍が
いることが確認できます
お見せしているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所の様子となっています
この付近を係争地からロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
それ以外はロシア軍の攻撃は
小規模な陣地戦にとどまり、
ウクライナ軍が撃退して
戦況図に変更のある情報はありませんでした
○ブフレダール方面
1番目
ウロジャインでは、
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍が車両を使った攻撃をおこない、
戦闘中となっています
お見せしているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所でロシア軍の車両が
突進している様子となっています
この付近は昨年8月に
ウクライナ軍が奪還した所ですが、
係争地に戦況図を更新しました
2番目
またロシア軍はその南東側でも
攻撃をおこないましたが、
ウクライナ軍のドローンにより
地図で示した場所で3両の戦車を失いました
この場所はウクライナ軍の反転攻勢の際に
戦況図が複雑になっていた所でしたが、
南側をロシア軍占領地に戦況図を修正しました
●南部 ザポリージャ州
●南部 ヘルソン州
この方面でロシア軍は
スタロマイオルスクとロボチネで2回
攻撃をおこない、
クリンキーでは6回攻撃をおこないました
○オリヒウ方面
ロボチネでは、昨日の動画で
ウクライナ軍が反撃したことをお伝えしましたが、
この日は一転してロシア軍が再び
南から突進し、ロボチネの中心部まで
たどり着きました
お見せしているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所でロシア兵を
探している様子となっています
その位置からロシア軍は一本東の通りも
突撃ルートとして利用している模様で、
その範囲をウクライナ軍の奪還地から
係争地として戦況図を更新しました
今日は以上です
ご視聴いただきありがとうございました
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