0:00 はじめに
0:34 ウクライナ情勢の全般的な事柄
1:36 ウクライナとロシア情勢ニュース
1:47 サルジニー司令官解任
2:31 中国の天然ガスパイプライン計画が頓挫
3:36 ロシア最新戦車の弱点が次々暴露される
5:01 各地域の戦況
5:11 北東部 ルハンスク州 東部 バフムト方面の戦況
8:19 南東部 ドネツク州アウディーイウカ、マリンカ方面の戦況
12:02 南部 ザポリージャ州ベルボヴェ、ロボチネ、ノヴォプロコピフカの戦況
12:52 後方地域の爆発炎上
13:46 南部 ヘルソン州クリンキーの状況
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストへ
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
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ウクライナ情勢に関するニュースを簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
視聴者様のコメントでかかれると思いますのでお伝えしますと、
何人かのウクライナの政治家やSNSでは、「ザルジニー司令官が呼び出され、解任された」との情報がある模様です
インターファックス通信は、
ウクライナの国家安全保障・国防会議の関係者の話として「ザルジニー司令官はゼレンスキー大統領と会談し、
どこかの国の大使になることで合意した」と伝えました
その後夜になり、
ニキフォロフ大統領報道官とウクライナ国防省はコメントを発表し、
ゼレンスキー大統領がザルジニー司令官を解任していないと発表しました
2番目
今年着工予定だったロシアからモンゴル経由で中国と結ぶ天然ガスパイプライン計画が事実上頓挫しました
フィナンシャルタイムズがモンゴルのエルデネ首相の話として伝えるところでは、
「ロシアと中国は10年以上にわたり「パワー・オブ・シベリア2」のプロジェクトを進めてきたが、
着工直前になって中国が同意せず、
プロジェクトは無期限延期になった」とのことです
その理由として「ロシアはすぐにでも進めたいようだが、
中国側で経済的利益があるかどうか検討する時間が必要だ」としています
関係者の話では、
ロシアは制裁によりヨーロッパの天然ガス市場を失ったため、
アジアへの輸出を早急に拡大する必要があるが、
中国側が最近、
「パイプラインはすべてロシアの費用で建設されるべきであり、
追加の割引も要求する」と言い始め、
プロジェクトが暗礁に乗り上げたもようです
3番目
以前の動画でウクライナの第47機械化旅団のブラッドレー歩兵戦闘車がロシアの最新鋭戦車T90を撃破したことをお伝えしましたが、
火力と装甲で劣る歩兵戦闘車が最新の戦車を撃破するという前代未聞の出来事について詳細が明らかになりました
ディフェンスエクスプレスが伝えるところによると、
ロシアのT90には多くの弱点があり、
ウクライナ軍の搭乗員がそれを知って攻撃をおこなったとのことです
まずT90の照準器は大きく、目立って標的になりやすいほか、
実は視野がたった4度しかなく、
今回の戦闘のように200メートルの至近距離では役に立たないことが判明しました
またT90は砲弾の装填に少なくとも毎回8秒かかるため、
その間にブラッドレーが何発も攻撃でき、
写真のように装甲の薄い部分に当たれば、
200メートルの距離なら、
ブラッドレーのM242ブッシュマスターの攻撃に耐えられない設計になっているとのことです
ロシアの最新兵器がスペック詐欺だったことがばれたとき、
これまでの例では開発者が粛清されることになりますが、
今回はどうでしょうか?
■それでは、各地域の戦況です
戦況の変化のあるところをお伝えします
●北東部 ルハンスク州方面
●東部 バフムト方面
ハルキウ、クピャンスクからスバトベ・クレミンナ線、
シベルスク周辺からバフムト方面の戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は活発に活動し、
シンキフカ、タバイフカで4回、
テルニーで6回、
バフムト方面で4回攻撃をおこないました
○クピャンスク方面
タバイフカを巡っては、
矛盾する情報があります
まずロシア国防省は
タバイフカを占領したと主張し、
ロシアの多くの軍事ブロガーはそれを伝え、
ロシアに近いSNSでは、
ロシア軍はすでにタバイフカの集落を抜け、
西の森林で陣地戦となっていると伝えています
一方、ウクライナ軍のフィチョ報道官は、
タバイフカでは占領されておらず、
戦闘となっていると報告しています
タバイフカは戸数3の小さな集落で
戦略的な重要性はなく、
これまでの状況から考えると
ロシア軍が前進している可能性がありますが、
確認できるまでは戦況図は
このままとしておきます
○スバトベ・クレミンナ線
テルニーでは、
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍はまず南側で砲撃をおこない、
その後装甲車両で攻撃を仕掛けましたが、
ウクライナ軍により撃退され、
地図で示した場所で少なくともBMP歩兵戦闘車、
T90戦車が破壊されました
お見せしているのはウクライナ軍の
第63機械化旅団のもので、
地図の場所でT90の様子を
観察しているところとなっています
この付近は先週ウクライナ軍が
奪還したとしていましたが、
今週に入りロシア軍は
激しい攻勢をかける中、
1キロほど前進してから
撃退される車両も出てきましたので、
係争地として戦況図を更新しました
それ以外には、
この方面で戦況図に変化のある情報は
ありませんでした
○バフムト方面
未確認の情報ですが、
チェチェンのアフマト部隊が
ビロホリフカに激しく砲撃と
ドローン攻撃をおこなっている情報があります
またロシア軍は、
バフムトからイワニフスケの方向に
攻撃を仕掛け、
地図で示した工場の跡地を拠点化し、
町の南に回り込んだとの情報があり、
その範囲を係争地として
戦況図を更新しました
一方クリシチフカの北では、
ウクライナ軍が森林で
前進したとの情報があります
これらは確認ができれば
再度地図を更新します
●南東部 ドネツク州
アウディーイウカの天気はくもり
最低気温は-8度、最高気温は-5度
今日の天気は、くもりの予報
アウディーイウカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況についてお伝えします
○マヨルスク方面
ニウヨークの東では、
ウクライナ軍が前進しました
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍は戦況図の場所にある変電所で
歩兵による攻撃をおこない、
ロシア軍を掃討して拠点化に成功しました
お見せしているのはウクライナ側のもので、
地図で示した場所にある塹壕で
ウクライナ軍の第225突撃大隊が
活動している様子となっています
この付近をウクライナ軍の拠点として
戦況図を更新しました
○アウディーイウカ方面
この方面でロシア軍はアウディーイウカ、
ペルヴォマイスケ、
ネヴェレスケで合計26回攻撃をおこないました
1番目
位置情報付きの映像によると、
クラスノホリフカの北西の線路沿いでは、
ウクライナ軍の反撃が続き、
装備に劣るロシア軍が押されています
ウクライナ軍は1両のT64戦車を投入して
この付近の塹壕を掃討し、
ロシア軍はなすすべもなく撃退されています
お見せしているのはウクライナ側の映像で、
線路沿いに戦車が移動している
ところとなっています
この付近を係争地から
ウクライナ軍が奪還したとして
戦況図を更新しました
2番目
カミアンカの西では、
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍は今日も攻撃を仕掛け、
いつもと同じ場所で2両のT80戦車、
2両のBMP1歩兵戦闘車が撃退されました
お見せしているのは
ウクライナ軍の第110機械化旅団のもので、
ロシア軍が車列を組んで前進し、
最後は撃退されるところの一部となっています
戦況図に変更はありません
3番目
昨日ウクライナ軍が前進したことを
お伝えしたアウディーイウカの
南の住宅地から
ツァルスカオホタのレストランにかけては、
ウクライナ軍が装甲車両で掃討して帰った後、
周辺の森林に避難していたロシア兵が
戻って再度占領しました
その付近を係争地からロシア軍占領地として
戦況図を更新しました
また住宅地についても
地下の下水管と南の森林から
再度ロシア軍が出現し、
ウクライナ軍は見つけ次第
ドローンで攻撃をおこなっています
○マリンカ方面
ロシア軍はヘオリイフカの方向、
ノヴォミハイリフカに22回
攻撃を仕掛けました
このうちノヴォミハイリフカでは、
ロシア軍はこれまでと
攻撃の方向を変え、
町を西から回り込むように
森林沿いに攻撃を仕掛け、
戦況図の場所で2両の型式不明の戦車、
3両のMTLB装甲戦闘車、
1両のBMP歩兵戦闘車、
1両のSUVがウクライナ軍により
破壊されて撃退されました
●南部 ザポリージャ州
この方面ではほとんどが小規模な
陣地戦の報告でしたが、
その中でプリウトネでは地上戦の報告があり、
ロシア軍が前進しました
位置情報付きの映像によると
ロシア軍の空挺部隊は装甲車と
歩兵で攻撃をおこない、
畑3枚分ほど占領して拠点化しました
お見せしているのはロシア側のもので、
戦況図付近の様子となっています
この付近は昨年9月にウクライナ軍が
反転攻勢で奪還したところでしたが、
一部をロシア軍が占領したとして
戦況図を更新しました
面積は1.5平方キロほどになります
●後方地域
1番目
ロシア軍はベルゴロドで2発の
FAB250滑空爆弾を投下し、
一発は農場を攻撃し、
もう一発は市街地に落ちて500メートル以内
にいる住人150人に避難命令が出ました
これらがロシア軍が自国を攻撃したのか
事故かは不明です
2番目
モスクワの北東にあるヤロスラヴリの
石油精製施設にドローン攻撃があり、
ロシア国防省はドローンを撃墜したと
発表しましたが、
施設に被害があったとの情報もあり、
緊急車両が駆けつけているところが
SNSに投稿されています
ヤロスラヴリは
ウクライナ国境から750キロ離れています
●南部 ヘルソン州
この方面ではロシア軍はクリンキーで8回
攻撃をおこないましたが、
戦況図には変更はありませんでした
ウクライナ軍のナタリーフメニュク報道官は、
ロシア軍は1日で105名が無力化され、
損耗した部隊で再編成をおこなっている一方、
ウクライナ軍は橋頭堡を強化し、
その範囲を拡大していると伝えました
今日は以上です
ご視聴いただきありがとうございました
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