0:00 はじめに
1:02 全般的な事柄
2:26 ウクライナ情勢ニュース
2:36 ゼレンスキー大統領夫人BBCに登場「致命的な危険迫る」
3:21 またもロシア航空機緊急着陸
4:09 北朝鮮の砲弾不良品率100%
5:13 各地域の戦況
5:21 北東部 ルハンスク州方面 シンキフカ、ペルショットラヴネーヴェの戦況
6:51 東部 バフムト方面ボホダニフカ、クリシチフカの戦況
8:32 南東部 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ方面の戦況
11:56 南部 ザポリージャ州ベルボヴェ、ロボチネ、ノヴォプロコピフカの戦況
12:35 後方地域の爆発炎上事件
12:59 南部 ヘルソン州クリンキー、ポイマ、ピシチャニフカの戦況
13:35 ショルツ首相「2025年もウクライナ支援」
#ウクライナ戦況
#ロシア軍
#プーチン大統領
マスコミが絶対に伝えない最新のウクライナ戦況を地図を使ってわかりやすく解説!1日2回戦況を更新しています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめています。
●過去の動画は再生リストへ
公開後の最新戦況は英語で公開:https://www.youtube.com/@UkraineMilitaryMapSumaito/videos
■より快適に見るには
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
利用は規約に沿って確認の上行っています。
—–
今日も最新のウクライナ情勢について、
コンパクトにまとめて地図を使って、
いち早く、わかりやすくお届けします
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再生リストからあわせてご覧ください
■ウクライナ情勢
ロシアがキーウに侵攻してから654日、
まずは全般的な事柄です
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍の損失は、
兵士900名
戦車6両
装甲戦闘車11両
砲1門
巡航ミサイル14発
その他車両7両となっています
戦線全体で、
一日で95回の地上戦の報告がありました
ロシア軍は天候の悪いなか、
アウディーイユカ方面に戦力を集中させ、
来年3月のロシア大統領選挙のプーチン大統領の再選に向け、
アウディーイユカとクピャンスクを占領するよう厳命されています
そして、視覚的に確認できるウクライナ軍の装備の損失数とロシア軍の損失数の比率は、
1対1.3で、
ウクライナ側の損失数に比べ、
ロシア側はその1.3倍となります
全般的に装備の損失数自体が少なくなっていることから、
両軍で損失の差が小さくなっているように感じられます
ロシア側の損失にはSUV、
民生用のトラック、
軍用トラックが目立ち、
歩兵の突撃を多用していることが確認できます
■ウクライナ情勢に関するニュースを簡単にお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
1番目
オレナ・ゼレンスカ大統領夫人はBBCのインタビューに応じ、
「西側諸国からの財政支援がなければウクライナは致命的な危険にある」と語りました
インタビューでは、「端的に言えば、わたしたちはこの状況にうんざりすることはできません
世界が助けたいという熱意が消えていきそうな兆しを目の当たりにして、
わたしたちは非常に心を痛めています
世界が疲れたら、
ロシアはただウクライナを死なせるだけだろう」と述べ、
ウクライナに対する国際社会の見方が変化する中で、支援の必要性を訴えました
2番目
今日もロシアでは旅客機の故障で緊急着陸がありました
ロシア航空ミンボディ発サンクトペテルブルク行きのエアバスA319は、
離陸直後に隔壁が故障し、
近くの空港に緊急着陸しました
機内の気圧センサーが異常を検知し、
酸素マスクが降りてきましたが、
機体は無事近くの空港に緊急着陸しました
昨日もボーイング737のエンジン火災の様子をお伝えしましたが、
ロシアでは民間航空機の故障が相次ぎ、
これで12月の9日間で11件目の緊急着陸となりました
3番目
北朝鮮が10月、
ロシアに50万発とも100万発ともいわれる砲弾を提供したことについて、
話題となっています
ロシア語のSNSが画像付きで掲載した砲弾のレビューによると、
ロシア兵が北朝鮮の砲弾が命中しないことを不思議に思い、
5発の砲弾を開封して調べたところ、
そのすべてに問題があることがわかりました
北朝鮮製の砲弾は、
仕様が同じはずの砲弾でも火薬の量がまちまちで、
一度開封して再度密封した痕跡があるものや、
本来あるはずの起爆用の銅線がないものなど、
ヒドい品質で安定していないことが明らかになりました
品質が悪い砲弾を使用すると、
目標に到達しないどころか、
砲身の寿命にも影響し暴発の危険もあるとのことです
■それでは、各地域の戦況です
戦況の変化のあるところをお伝えします
●北東部 ルハンスク州方面
クピャンスクからスバトベ・クレミンナ線、
シベルスク周辺の戦況について
お伝えします
この方面でロシア軍は、
シンキフカとイヴァニフカで11回、
セレブリャンスキーの森林と
その周辺で1回攻撃をおこないました
○スバトベ・クレミンナ線
1番目
テルニーの南東の攻撃軸では、
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍は戦況図の境界森林で
陣地を構築していることが判明しました
雪のなかロシア軍が活動し、
ウクライナ軍がクラスター砲弾で
攻撃しています
お見せしているのはウクライナ側のもので、
戦況図の場所の様子となっています
この付近を係争地から
ロシア軍占領地に変更しました
それ以外には、
スウェーデン軍の最高司令官の
ビューデン将軍が
クレミンナ付近の前線に訪れ、
スウェーデンで訓練を受けた
第45独立砲兵旅団の兵士らと
会話したとの情報があります
スウェーデンが自国民に向けたメッセージで、
今後ウクライナにグリペンの供与を含めた
軍事支援をおこなうための
地ならしをおこなっていると考えられます
●東部 バフムト方面
バフムト方面の戦況についてお伝えします
この方面でロシア軍は
バフムトで13回攻撃をおこないました
この方面のロシア軍は
バフムトの北と南で協調して
攻撃をおこなったり、
昨日お伝えしたように
ウクライナ軍の裏をかいたりして、
攻撃の主導権はロシア側に
移っている模様です
1番目
バフムトの北のボホダニフカでは、
ロシア軍は多連装ロケットを使って
ボホダニフカの町を砲撃しています
近々ボホダニフカの集落に攻撃を
仕掛けてくる可能性があります
映像はロシア側のもので、
ボホダニフカの町を北から
見下ろした様子となっています
2番目
未確認の情報ですが、
ロシア軍はベルキフカ貯水池の南と
クロモベで前進した可能性があります
ロシア軍は
ベルキフカ貯水池から
O0506号線に向け南下して、
ウクライナ軍陣地に攻撃をおこない、
ウクライナ軍は早々に撤退した
との情報があります
またクロモベの北でも
ロシア軍は前進し、
レース場の手前まで
占領したとの情報もあり、
それらの範囲を係争地として
戦況図を更新しました
今後確認できれば
戦況図に反映させて行きます
●南東部 ドネツク州
アウディーイユカの天気はみぞれ
最低気温-1度、最高0度
今日の天気はみぞれの予報
アウディーイユカ、
マリンカ、
ブフレダール方面の戦況について
お伝えします
○アウディーイユカ方面
ロシア軍は3月17日の
ロシア大統領選挙の政治的宣伝のため、
アウディーイユカの占領を目的として
この方面で35回攻撃をおこない、
昨日よりも攻勢を強めています
ウクライナ軍のストゥプン報道官は、
ロシア軍の攻撃の9割は
この方面となっていると報告しました
1番目
位置情報付きの映像によると、
クラスノホリフカの北では、
戦況図の場所にウクライナ軍が
ドローン攻撃をおこなっていることから、
この場所が最前線となっていることが
確認できます
2番目
ステポヴェの町の入り口では、
ロシア軍は突撃をおこなっていますが、
ウクライナ軍もステポヴェに
ロシア軍を入れるとアウディーイユカの
補給線への危険が一気に高まるため、
最重要で防衛をおこなっています
ウクライナ軍はドローンで、
ロシア軍の塹壕、
戦車を一つ一つ潰し、
現在のところロシア軍の前進は
阻止されています
お見せしているのは戦況図の付近の
様子となっています
3番目
石炭工場では、
ロシア軍は工場の塀まで
少数のロシア兵がたどり着く
ことはできていますが、
そこから先は前進できていません
4番目
テリコンの南の住宅地では、
双方が前進し激しい陣地戦となっています
お見せしているのはロシア側の映像で、
戦況図の場所にある
ウクライナ軍陣地の様子となっています
戦況図には変更はありません
それ以外の、南の工場地帯、
ヴォジャネからペルヴォマイスケの攻撃軸では、
特に工場地帯の状況は
ウクライナ軍に取って厳しいながらも
ウクライナ軍が撃退し、
戦況図に影響のある情報はありませんでした
○マリンカ方面
この方面でロシア軍は、
マリンカとノヴォミハイリフカに
24回攻撃を仕掛けましたが、
ウクライナ軍が撃退し、
戦況図に変更はありませんでした
ロシア軍はマリンカで
無人のT55戦車に6トンのTNT火薬を詰め、
アクセルの上にレンガを載せて
ウクライナ軍陣地に向けて走らせましたが、
ウクライナ軍が撃退しました
お見せしているのはその様子で、
巨大な閃光、次に圧力波が広がり、
地面から煙が立ち上っている
ところが確認できます
●南部 ザポリージャ州
ロボチネとノヴォプロコピフカの間では、
複数の情報を総合すると、
昨日お伝えしたロシア軍の攻撃の結果、
ロシア軍は前進し、
ウクライナ軍は後退しました
その範囲を係争地から
ロシア軍占領地へ、
ウクライナ軍の奪還地から
係争地にそれぞれ更新しました
それ以外にはこの方面の悪天候も影響し、
ロシア軍の攻撃は低調で、
戦況図には変更はありません
●後方地域
クリミアのスカドフスクで
爆発が観測されたほか、
ドネツクにあるマケエフカでは、
ロシア軍の石油貯蔵施設が爆発しました
ここは前線から20キロのところにあり、
映像では巨大な閃光と煙が
立ち上っているところが確認できます
●南部 ヘルソン州
この方面のロシア軍は部隊として
成立していない状況でしたが、
徐々に立て直している模様です
この方面でロシア軍は
クリンキーの戦況図の場所に
砲撃するとともに、
多連装ロケットで6回攻撃をおこない、
その後ロシア軍の第328空挺強襲旅団は、
クリンキーの博物館から
東に3回攻撃をおこないましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍に
撃退されました
■その他
ドイツのショルツ首相は、
ベルリンで講演し、
「ウクライナ戦争は長期化し、
ドイツは2025年まで支援する
用意をしなければならない
プーチン大統領は我々が降伏することを
期待すべきではない」と述べ、
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