【ウクライナ戦況図】ヴェルボヴェで決戦始まる ロシア軍損害大きく作戦一時停止【9月8日】「ミニ真珠湾」「核の●し」スターリンク切断の経緯赤裸々にイーロンマスクの伝記発売へ|クリシチフカでロシア撤退へ

【ウクライナ戦況図】ヴェルボヴェで決戦始まる ロシア軍損害大きく作戦一時停止【9月8日】「ミニ真珠湾」「核の●し」スターリンク切断の経緯赤裸々にイーロンマスクの伝記発売へ|クリシチフカでロシア撤退へ

0:00 はじめに
0:37 全般的な事柄
1:20 この日のウクライナ情勢ニュース
1:39 アメリカ情報機関ウクライナの反転攻勢を評価
2:47 イギリスが穀物協定の代案に動く
3:21 各地域の戦況
3:31 北東部 ルハンスク方面クピャンスク・スバトベ・クレミンナ線の戦況
7:06 東部 バフムト方面の戦況
9:44 南東部 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
10:47 南部 ザポリージャ州の戦況
15:15 後方地域の爆発炎上
15:46 南部 ヘルソン州の戦況
16:18 イーロンマスク伝記に「ミニ真珠湾」「核のおどし」スターリンクを切った経緯が赤裸々に

#ウクライナ
#戦況
#プーチン大統領

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・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
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●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
●投稿主はメンバーシップ動画でJREITと米国株の先行きについて毎週役に立つ話をしています。

■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。

戦況図の説明の前に、
ウクライナ情勢に関する最新の
ニュースをお伝えします。
YouTubeのチャプター機能で、
必要なところを見ることもできます。
なお、内容は英語の原文をもとに
作成しています。。
1番目
エコノミストがアメリカ国防情報局の
モール分析部長とのインタビューを掲載し、
ウクライナ軍の現在の反転攻勢について、
「ウクライナ軍は年末までに、
南部戦線のロシア防衛網を突破できる
現実的な可能性がある」と述べました。
記事によるとモール氏は、
「ウクライナ軍はロボティネにある
ロシアの3層防御線の1番目を突破し、
2番目を攻撃中で、
顕著な成功を収めている」と述べ、
今後については、
「ウクライナの砲弾供給と秋の
気象条件次第」としながらも、
「ウクライナ軍の反撃は
これから6週間から7週間後に絶頂を迎え、
ワシントンでは意見の相違があるものの、
第3防衛線まで突破する
『現実的な可能性』がある」と評価しました。
エコノミストでは、
現実的な可能性とは「半分より少なく、
一般的に40%を意味する」としています。
2番目
ロシアが脱退した穀物協定について、
G20首脳会合のためインドを訪れている
イギリスのスナク首相は、
「黒海でロシアの活動を監視し、
穀物を輸送する民間船に対する
ロシアの攻撃を阻止するつもりだ」と述べ、
プーチン大統領が2年連続で欠席した会合で、
ウクライナの穀物輸出の世界的な支援に関し、
何らかの動きがあることを示唆しました。。
■それでは、各地域の戦況です。
きょうも戦況の変化のあるところを
中心にお伝えします。。
●北東部 ルハンスク州方面
ハルキウ、クピャンスクから、
スバトベ・クレミンナ線、
シベルスク周辺の戦況について
お伝えします。
ロシア軍はこの方面の部隊を
引き抜いて南部ザポリージャ州に
移動させていることから、
積極的な攻撃は難しい状況にあると
考えられます。。
1番目
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍はシンキフカに攻撃を
おこないましたが、
この攻撃はウクライナ軍が撃退しました。。
ここで、シンキフカ付近の地形について
簡単に説明します。
ロシア側のライマンペルシィ、
その周辺の森林、
ヴィルシャナ、
ウクライナ側のシンキフカはいずれも
標高100メートルで
ほぼ同じ高さにありますが、
オスキル川を挟んだ西側のカリノベ、
ホルビフカ付近は標高150メートルあり、
南東側の耕作地帯も
南東に行くにつれ高くなり、
標高110メートルから150メートルの
高台となっています。
つまり、
ロシア軍は低地からシンキフカの低地に
攻撃しようとしていますが、
その東西は高台となっていて、
いずれもウクライナ軍が確保している
状況となっています。
そのため、ロシア軍の動きは
容易に確認でき、
ロシア軍が攻撃しようとすれば
すぐに察知されることになります。
ロシア軍はすり鉢状の地形で突撃し、
その都度撃退されていると考えられます。。
2番目
ロシア国防省と位置情報付きの映像によると、
ロシア軍の第1戦車軍の砲兵は、
キスリフカの市街地に
激しく砲撃をおこなっています。
映像では、ロシア軍が市街地中心の
ウクライナ軍の本部を探し出し、
集中的に砲撃している様子が確認できます。
地上戦の報告はありません。。
3番目
ナディアから
ノヴォエホリフカの東では、
コバリフカから前進してきたロシア軍に対し、
待ってましたとばかりに
ウクライナ軍が砲撃とドローンで
攻撃を開始し、
ロシア軍は前線に到着する前に、
少なくともBMP歩兵戦闘車2両、
T80と型式不明の戦車合計2両を破壊し、
歩兵については
クラスター砲弾で撃退しました。
映像は、
ウクライナ軍のクラスター砲弾の中、
ロシア兵が砲弾か何かを
引きずって運び、
塹壕に退避しようとしている
ロシア軍の様子となっています。
この攻撃でロシア軍は
大きな損害をこうむり、
戦況図に変更はありません。
ウクライナのエブラシュ報道官によると、
ロシア軍は多大な損害をこうむったため、
作戦を一時停止し、
損耗した部隊を再構成して
新たな部隊を編成していると報告しています。。
それ以外には、
ビロホリフカで砲撃の報告がありますが、
地上戦の報告はありませんでした。。
●東部 バフムト方面。
天気ははれ、
最低気温9度、最高気温17度。
今日の天気は、くもりときどき雨の予報。
どうやら前線が通過し、
一時的に気温が下がっているようです。
バフムト方面の戦況についてお伝えします。
この方面では両軍が前進したと
主張しています。
○バフムト北方
ロシア軍は、
高速E40号線沿いに攻撃をおこない、
接触線付近でウクライナ軍の
T64を撃破しました。
映像はロシア側のもので、
高速道路沿いの境界林にいる
ウクライナ軍に対し、
対戦車砲で攻撃し命中した様子が、
高精細なカメラで捉えられています。
○バフムト南方
1番目
ウクライナ軍はクリシチフカの北で、
ロシア軍の掃討作戦をおこない、
映像では、
ロシア軍が傷ついた兵士とともに
クリシチフカの町の北を移動し、
適当な隠れ家に身を潜めている
ところが写っています。
背景の家々はすべて破壊され、
建物の跡だけが残っている
ことも確認できます。
ロシア軍は撤退している可能性があり、
ウクライナ軍は撤退する
ロシア軍を線路の反対側で砲撃しています。。
2番目
アンドリフカでは、
ウクライナ軍の攻撃が
継続しているとともに、
補給線にも攻撃を仕掛けています。
線路の東では、
数々のロシア軍の車両が
破壊されて残されています。
写真では過去に破壊された2両のT90、
T80、
BMP2が残され、
それ以外にもBTS4が新たに破壊され
放置されています。
またウクライナ軍第3突撃旅団の
ドローン部隊「ワイルドホーネッツ」は、
アンドリフカに至る道で
輸送用のバンを破壊しました。
映像では、
ロシア軍の車を追いかけるように
ドローンが突っ込んでいる様子が
確認できます。
ロシア軍はまだ抵抗を続けていますが、
アンドリフカの補給線は
オドラディフカに至る道しか残っていないため、
かなりきびしい状態にあると考えられます。。
●南東部 ドネツク州
アウディーイユカから
マリンカ方面の戦況についてお伝えします。
この方面で戦況に影響のある情報は
ありませんが、
マリンカで活動している
ロシア軍の第103自動車化ライフル連隊は、
クラウドファンディングをおこない、
装備品を購入するための
資金を集めています。
目標は400万ルーブル(600万円)で、
移動用のSUV、
ドローン13機、
AK機関銃用のサイレンサー27個、
対ドローン銃、
無線機3台、
測距用双眼鏡2個を買いたいそうです。
ちなみにSUVは1.7リットル
83馬力の5ドアマニュアル車で、
新車が71万8千ルーブル(105万円)のところ、
中古で22万ルーブル(33万円)で
購入すると言っています。。
●南部 ザポリージャ州
メルトポリのこの日の天気はくもり、
最低気温14度、最高気温27度。
今日の天気は、はれの予報。
夏も終わり、
比較的過ごしやすい日が続きそうです。
ブフレダールから南部ザポリージャ州方面の
戦況についてお伝えします。
○ヴェルカノボシルカ方面
この方面ではウクライナ軍から
情報はありませんが、
いくつかの情報を総合すると、
ウクライナ軍はノヴォドネツクから
ノヴォマイオルスクで
夜間ロシア軍の陣地を襲撃しているとの
情報があります。
また、
チェチェンのボストーク大隊の
司令官によると、
「ノヴォマヨルスクでは
一進一退の戦闘が続いていて、
定期的に陣地の支配が
入れ替わっている」と報告しています。
おそらくウクライナ軍が
夜間攻撃をおこない、
ロシア軍を掃討したところで
夜明け前に撤退し、
昼間にロシア軍が反撃して前進し、
また夜になると再び
ウクライナ軍が攻撃してロシア軍の
戦力を削っている可能性があります。
この日、
この付近のウクライナ側の映像が
ようやく出てきました。
位置情報付きの映像によると、
ケルメンチクの北では、
ウクライナ軍のドローンにより
回収車両が攻撃されたところが
公開されています。。
○オリヒウ方面
この方面ではウクライナ軍の
作戦行動が続いています。
1番目
この付近のロシア軍の配置を説明すると、
ロシア軍はヴェルボヴェの北から順に、
第100偵察大隊、
第417偵察大隊、
第11予備軍の部隊、
第1予備軍の部隊が配置され、
ウクライナ軍はここの防御が
薄いとみている可能性があります。
複数の未確認の情報を総合すると、
ウクライナ軍は
ヴェルボヴェの北で
ロシア軍の第417偵察大隊、
第11予備軍と激しい接近戦を
おこなっています。
ウクライナ軍はヴェルボヴェの北東、
ノヴォフェドリフカの西の郊外まで
先遣隊が来ている
との情報もありますが、
戦闘はウクライナ軍が
やや優勢で前進していて、
ロシア軍は付近の防衛線まで
後退した可能性があります。。