キルレシオ1対5の衝撃【ウクライナ戦況図】ロシア将校全員解任の道へ 南部で行き詰まる【9月3日】プーチン大統領特別授業で「おじいさんの手紙公開」|ウクラ軍バフムト前進|マリンカが1年半の戦闘終結へ

キルレシオ1対5の衝撃【ウクライナ戦況図】ロシア将校全員解任の道へ 南部で行き詰まる【9月3日】プーチン大統領特別授業で「おじいさんの手紙公開」|ウクラ軍バフムト前進|マリンカが1年半の戦闘終結へ

0:00 はじめに
0:33 全般的な事柄
1:42 この日のウクライナ情勢ニュース
2:00 プーチン大統領が新学期に特別授業「無敵の意味」を伝える
3:23 ロシア防衛線の弱点を専門家と前線司令官が指摘
5:05 各地域の戦況
5:14 北東部 ルハンスク方面クピャンスク・スバトベ・クレミンナ線の戦況
6:43 東部 バフムト方面の戦況
9:01 南東部 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
10:10 南部 ザポリージャ州の戦況
14:23 後方地域の爆発・炎上
15:03 南部 ヘルソン州の戦況
15:11 マリンカの町の様子を動画の最後までご覧ください

#ウクライナ
#戦況
#プーチン大統領

最新の情報をお届け!その日のレポートをその日に動画にしています。
ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
●過去の動画は再生リストへ

■より快適に見るには
・字幕が2重→YouTube側の字幕を消去
・公開時間は日によって異なります。チャンネル登録して通知をON
・赤:ロシア軍側 青:ウクライナ軍側 オレンジ:係争中
・一辺10kmの正方形が所々あります
・畑の大きさ:1kmX1.6kmほど
●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
 データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
 https://note.com/sumaitotoushi/
●投稿主はメンバーシップ動画でJREITと米国株の先行きについて毎週役に立つ話をしています。

■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。

戦況図の説明の前に、
ウクライナ情勢に関する最新のニュースをお伝えします
YouTubeのチャプター機能で必要なところを見ることもできます
なお、内容は英語の原文をもとに作成しています
1番目
プーチン大統領は、新学期の始まりに当たり、
「重要なことを話す」として公開授業をおこないました
授業は演出としてロシア教育省が選んだ30人が出席し、
いずれもスポーツなどの競技会で優勝、
金メダルなど「勝利した」選手を前に、
プーチン大統領が「無敵の勝者」について語りました
この授業の内容を一言でまとめると、
「無敵の勝者は死を恐れない 親しい人の死も悲しんではいけない」ということで、
授業中プーチン大統領は、
トヴェリ近郊の農民だったプーチン大統領のおじいさんが息子にあてた手紙を紹介し、
「たとえおばあさんが死んでも絶対泣いてはいけない」と息子に伝えたとのことです
プーチン大統領は「これがロシア社会の根底にある伝統的な価値観だ」と伝え、
「なぜわたしたち大いなる祖国が、
これまで戦争に打ち勝ってきたか理解できるだろう
ロシア社会は『親しい人がこの世にいなくなる悲しみを乗り越えることができる』だからロシアは無敵で、負けることはない
このことが非常に重要だ」と締めくくりました
2番目
ロシアの築いた防衛線について、
専門家の分析を2つ紹介します
まず、軍事専門家のミハエル・プリトゥラ氏は、
ロシア語のテレビ局のインタビューに答え、
「ロシアの防衛線を機能させるには、
少なくとも40万人の兵士が必要だが、
現在それだけの兵士がいないことが問題となっている」と指摘し、
人がいない防衛線は無意味であると指摘しました
また、ウクライナ軍の南部タブリア司令官のタルナフスキー氏はガーディアン紙のインタビューに応じ、
「ロシア軍は1年以上準備し、
時間と資源の6割を費やして最初の防衛線を構築した
ロシア軍はウクライナがこの最初の防衛線を突破できないと信じていた」と指摘し、
続けて、
「ウクライナ軍はそれを突破した今、
2番目、3番目の防衛線はそれぞれ2割の資源しか投入して作っていないことから、
それほど整備されてない
地雷も多くなく、ウクライナ軍は持っている装備を有効に利用できる」と説明しました
また司令官は、
「現在2番目の防衛線の後ろでロシア軍の撤退を支援する部隊の破壊を完了しつつあり、
今後ロシア軍の戦力が大幅に劣化し、
ウクライナ軍が早く前進できるようになると確信している」と述べ、
今後の反転攻勢が加速する見通しを述べました
■それでは、各地域の戦況です
きょうも戦況の変化のあるところを中心にお伝えします
●北東部 ルハンスク州方面
ハルキウ、クピャンスクから、
スバトベ・クレミンナ線、
シベルスク周辺の戦況についてお伝えします
イギリス国防省の定期報告によると、
ロシア軍はこの方面と
南部ザポリージャ州の2つの方面に
兵力を割き、ウクライナ軍を
二分しようとしていましたが、
この方面のロシア軍の攻勢の結果と、
ウクライナ軍の南部反転攻勢の
結果を考えると、
逆にロシア軍の兵力が
二分される危険があると指摘しています
しかしロシア軍は、
この方面に戦略予備軍を展開させる予定で、
クピャンスク方面の積極的な攻撃を
継続する方針とのことです
戦況図では、
位置情報付きの映像によると、
ノボエホリフカの南では
ロシア軍が前進し、
わずかですが占領地を拡大させました
ウクライナ軍がロシア軍に
戦車砲で発砲している映像があり、
この付近をロシア軍が
占領していることがわかりましたので、
戦況図を更新しました
それ以外には、
双方が敵の攻撃を撃退したと
主張していますが、
戦況図に影響のある情報は
ありませんでした
●東部 バフムト方面
天気はくもり、
最低気温14度、最高気温25度
今日の天気は、はれの予報
しばらく曇りがちの天気が続き、
時折雨も降る予報となっています
バフムト方面の戦況について
お伝えします
ウクライナの
ハンナマリヤール国防副大臣によると、
ウクライナ軍はクリシチフカ、
アンドリフカ、
クルデュミフカで作戦をおこない、
前進があったと報告しています
○バフムト南方
ウクライナ軍は
クリシチフカで前進しました
1番目
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍の第3突撃旅団は
クリシチフカの中心部で前進し、
町の中央の広場を奪還しました
映像では、
ウクライナ軍の歩兵が
ロシア軍を掃討している様子が
確認できます
距離にして300メートルほどですが、
この部分をウクライナ軍が
奪還したとして戦況図を更新しました
一部ではクリシチフカは
解放されたとの情報がありますが、
ロシア軍は市街地の北の高地で前進し、
町に降りて再占領を狙うことも考えられ、
安心はできません
2番目
未確認の情報ですが、
ウクライナ軍の第3突撃旅団は
アンドリフカにも突入し、
集落に残っているロシア兵と
戦闘となっているとの情報があります
同時にウクライナ軍は後方の
オドラディフカ、
ミコライフカに
砲撃も同時におこない、
背後のロシア軍の動きを止めて
突入している可能性があり、
奪還を目指した動きのようにも見えますが、
ロシア軍も抵抗しています
しかしロシア軍は
かなり弱っているため、
ひょっとするとアンドリフカも
ウクライナ軍が奪還している可能性もあります
確認が取れたら戦況図を更新します
●南東部 ドネツク州
アウディーイユカから
マリンカ方面の戦況についてお伝えします
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍はこの日も前日と同じで
セヴェルネ、
その南のクラスノホリフカ、
マリンカ、
ノヴォミハイリフカに攻撃をしましたが、
これらの攻撃はウクライナ軍が
撃退したとしています
さて、
位置情報付きの映像によると、
マリンカでは、
8月30日にウクライナ軍が
中央の通り付近まで押し返したと
お伝えしましたが、
その後ロシア軍は
マリンカで前進し、
マリンカの西側の郊外に到達し、
町全体を占領しました
映像では、
焦土作戦により
もはや廃墟となった町に、
砲撃による煙や時折閃光が
確認できます
1年半にわたるマリンカの戦いは
ついに終了しました
戦況図を更新しました
●南部 ザポリージャ州
メルトポリのこの日の天気はくもり、
最低気温18度、最高気温28度
今日の天気は、はれの予報
しばらく最高気温が30度前後の日が続きます
○ヴェルカノボシルカ方面
この方面ではいくつか異なる情報があり、
そのようなときには
何か戦闘が起きている可能性があります
ロシア軍はザヴィトネバザンニヤで、
攻撃部隊を防衛に転換し、
部隊の再編を
おこなっている可能性があり、
また、防衛を強化するため
部隊を増援している可能性があります
またニューヨークタイムズは、
ウクライナ軍の将兵の話として、
ヴェルカノボシルカから
マリウポリに通じる道路沿いに
防御陣地を築き、常に無人機で
監視していると報道しました
一方未確認の情報では、
ウクライナ軍が
ザヴィトネバザンニヤに突入して、
戦闘となっているとの情報もあり、
今日は戦況図はそのままにして、
しばらく様子を見たいと思います
○オリヒウ方面
ウクライナのクレバ外相は、
ロボチネの解放について説明し、
1平方メートルあたり6個の割合で
地雷が設置された地雷原を、
31人のウクライナ軍工兵隊が
1日18時間地雷を除去しながら
腹ばいになって進み、
地雷原を渡り切り、
応援部隊が到着するまで2日間
拠点を維持したと説明し、
それがロボチネ解放につながったと述べ、
31名の工兵隊をたたえました
さて、戦況図では、
ロシア軍は、
部隊の損耗と撤退が続き、
部隊の再編をおこなっています
1番目
ロシア軍は、
部隊をヴェルボヴェと
ノヴォプロコピフカに集結させ、
体制の立て直しを図っています
ウクライナ軍の
第82独立空挺強襲旅団の投入により
敗北したロシア軍の
第417独立偵察大隊と
第108航空強襲連隊は、
いったん撤退して
ヴェルボヴェで補充・再編を
行っている可能性があります
ヴェルボヴェの付近で
ロシア軍が撤退したところを、
占領地から係争地として
戦況図を更新しました
2番目
また、ノヴォプロコピフカにいた
第201自動車化ライフル連隊は、
北東の高地から撤退し、
ノヴォプロコピフカで
再集結して体制を整えています