オランダとデンマークは、ウクライナに対し、アメリカ製のF-16戦闘機を供与すると発表した。
発表は、ウクライナのゼレンスキー大統領が20日、オランダとデンマークをそれぞれ訪れた際に行われた。
オランダは供与する機数ついて明言していないが、ゼレンスキー大統領はSNSで「42機」としている。
一方、デンマークのフレデリクセン首相は会見で、19機を供与すると発表し、「最初の6機は新年ごろに引き渡されるだろう」としている。
反転攻勢に苦戦するウクライナは、戦闘機の供与を強く求めてきたが、供与する当事国が正式に発表したのは初めて。
ゼレンスキー大統領は「(F-16戦闘機の供与は)ウクライナの防空強化に向けた新たな一歩だ」と歓迎している。