0:00 はじめに
1:22 全般的な事柄
1:54 この日のウクライナ情勢ニュース
2:05 イギリス未公表の「秘密兵器」をウクライナに供与
3:21 西側制裁でロシア全土に危機
4:03 ロシア亡骸を放置 補償金を節約
5:09 各地域の戦況
5:18 北東部 ルハンスク方面クピャンスク・スバトベ・クレミンナ線の戦況
8:21 東部 バフムト方面の戦況
9:24 南東部 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
9:50 南部 ザポリージャ州の戦況
11:30 後方地域
12:08 南部 ヘルソン州の戦況
12:29 ロシア軍民間人を●問して病院送り その後もひどい仕打ち
#ウクライナ
#戦況
#プーチン大統領
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ウクライナ軍参謀本部、最新のISW、最新の防衛研究、最新の防衛関係サイト、ツイッター、テレグラムのレポートを中心に日本語でまとめ、英語とウクライナ語で字幕を提供しています。
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●距離
スバトボ・クレミンナ45km/クレミンナ・バフムト55km/バフムト・ドネツク65km/ドネツク・マリウポリ100km/マリウポリ・メルトポリ170km/メルトポリ・ヘルソン200km
●ウクラ軍の損失は?
データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
●投稿主はメンバーシップ動画でJREITと米国株の先行きについて毎週役に立つ話をしています。
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
ウクライナ情勢に関する、
最新のニュースをお伝えします。
YouTubeのチャプター機能で、
必要なところを見ることもできます。
1番目
イギリスはウクライナに、
これまで発表されていない
新たな防空システムを
密かに提供したとのことです。
モスクワタイムズが
タイムズ紙のニュースとして伝えるところでは、
ウクライナ軍の匿名の将校の話として、
イギリスはウクライナに
AIM132ASRAAMを提供したとのことです。
AIM132ASRAAMは、
もともとはイギリスの開発した
中距離空対空ミサイルで、
今回これをスーパーキャットの
軍用トラックに搭載し、
移動式の防空システムに改造しました。
ちなみに航空機から発射された場合
マッハ3.5で飛翔し、
射程は25キロ以上となります。
これがウクライナで
どのように使われているかは不明ですが、
ASRAAMは
赤外線とレーザー誘導に対応し、
レーダーを使用せずに
発射することができるため、
最前線に配置すれば
敵に存在が知られずに使用でき、
部隊に強力な防空が提供できます。
2番目
昨日の動画では、
西側の制裁のため、
ロシアではブレーキのない
旅客機が飛んでいるとお伝えしましたが、
同じように西側のエレベーター企業が
ロシア市場から撤退し、
部品の供給が途絶えたため、
ロシア検事総局が発表するところでは、
ロシアの59の地域で、
4万7000台のエレベーターが
メンテナンスされず、
放置されているとのことです。
そのため、
いわゆる日本でマンションに
相当する高層住宅の住民は、
近々エレベーターが使えない
緊急事態になると言われています。
3番目
ニュースウィークによると、
「ロシアでは、
戦死した兵士の遺体を回収せず、
意図的にそのまま
放置している」と伝えました。
記事によると、
ロシア軍の兵士で
ミハイル・チェルカソフの母親は、
6月19日にバフムト近郊で戦死したと、
戦場での同僚を通じて
聞かされました。
母親が軍に問い合わせると、
軍では死亡、
行方不明などの情報はないと
回答したとのことです。
ロシアでは、
プーチン大統領が1月3日に
署名した法律に基づき、
戦死した兵士の家族には
500万ルーブル(900万円)が
支給されるはずですが、
ニューズウィークによれば、
ロシア軍は
家族への補償金の支払いを
しなくて済むよう、
兵士の遺体を戦場でそのまま放置し、
何の手続きも取らず、
それが一つの前線で
数十はあると指摘しました。
■それでは、各地域の戦況です。
きょうも戦況の変化のあるところを中心に
お伝えします。
●北東部 ルハンスク州方面
ハルキウ、クピャンスクから、
シベルスク付近の戦況についてお伝えします。
○クピャンスク方面
位置情報付きの画像によると、
ロシア軍は、
シンキフカに攻撃を仕掛けましたが、
これらの攻撃は
ウクライナ軍の陣地に阻まれて成功せず、
逆にウクライナ軍は、
ライマンペルシィ、
マシュティフカ、
フリャニキフカに砲撃をおこない、
ロシア軍の戦車、
大砲を破壊しました。
戦況図には変更はありません。
○スバトベ・クレミンナ線
1番目
ロシア側の
いくつかの未確認の情報では、
ロシア軍はノヴォセリフスケの
市街地に攻撃をおこない、
市街地北のウクライナ軍の
防衛線を突破し、
高速道路沿いに
前進しているとの情報があります。
ウクライナ側の情報でも
この付近の地上戦が
激化しているとの情報があり、
ノヴォセリフスケの市街地全体と
北側の一部を、
ウクライナ軍の奪還地域から
係争地に変更して戦況図を更新しました。
2番目
一方、その南の
セルヒイフカ付近の戦況には
変化はありません。
この付近では
ロシア側が防衛にまわり、
ウクライナ軍の攻撃を
撃退しているようです。
3番目
ネフスケでは、
ロシア軍が
白燐弾を使ったとの情報があります。
白燐弾は濃い煙が出るため、
現代では煙幕として利用していますが、
ロシア軍は
焼夷弾として使用しているようで、
白燐が人体に触れた場合、
治療困難なやけどとなり、
その周囲は黄色く醜く変色し、
ニンニクの腐ったような
匂いを伴うため、
心理的な効果があるとされています。
しかしテルミット焼夷弾に
比べると、
燃焼温度が低く
効果は小さいと言われています。
4番目
クレミンナ付近のロシア軍の攻撃は低調で、
ロシア軍はトルスケ、
ディブロバの南、
ビロホリフカに攻撃をした情報がありますが、
これらの攻撃は
ウクライナ軍が撃退し、
ロシア軍に成果はありませんでした。
その代わり、
ロシア軍は周辺地域に空爆をおこない、
ウクライナ軍に圧力を加えています。
○シベルスク周辺
この付近では地上戦の報告はなく、
ヴェルホノカミヤンスケと
ロシア軍占領地の
ヴェルホノカミヤンカでは、
双方が砲撃とドローンにより、
損害を与えています。
。
●東部 バフムト方面。
天気は晴れときどきくもり、
最低気温22度、最高気温32度。
今日の天気は、はれの予報。
暑い日が続きます。
日本風に言えば
「危険な暑さとなっています。
冷房をつけ、
日中の外出は控えましょう」に
相当します。
この日は戦況に変化のある情報はなく、
5日に出た
ウォールストリートジャーナルの
記事では、
ウクライナ軍は、
ロシア軍の執拗な攻撃と
砲撃でバフムト奪還に苦戦し、
前進は限界に達したと
報じています。
一方、戦争研究所の分析では、
攻撃は鈍化したものの、
ウクライナ軍は
バフムトに4つの空挺部隊を含む部隊を
バフムトに固定させることに
成功したため、
その分南部、
北東部の攻撃が
手薄になっていると評価しています。
。
●南東部 ドネツク州
この方面でロシア軍は、
アウディーイユカの北と南、
ペルヴォマイスケ、
クラスノホリフカ、
マリンカに攻撃をおこない、
対するウクライナ軍は、
カミアンカ、
ネヴェレスケ、
ノヴォミハイリフカ、
ミキルスケに攻撃しましたが、
戦況に変化はありませんでした。
。
●南部 ザポリージャ州
メルトポリのこの日の天気は
はれときどきくもり、
最低気温25度、最高気温35度。
今日の天気は、はれの予報。
しばらく日中は暑い日が続きます。
ドネツク州の西部から、
ザポリージャ州にかけての
戦況についてお伝えします。
○ヴェルカノボシルカ方面
この方面では、
双方が攻撃した情報がありますが、
戦況には変化はありませんでした。
ロシア軍は空爆をおこない
ウクライナ軍を牽制しています。
○オリヒウ方面
ロシア軍は、
ノヴォポクロフカに攻撃をおこない、
ウクライナ軍は
ロボチネに攻撃をおこないましたが、
戦況図に変化はありませんでした。
ロシア軍は
オリヒウに数回の空爆を
集中的におこない、
ウクライナ軍の
M113歩兵戦闘車に損害を与え、
対するウクライナ軍は、
ロシア軍の陣地に
砲撃をおこなっています。
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍は
ベルボヴェの近郊で、
ドラゴンの歯が見える場所で
クラスター弾を使用し、
ロシア軍の陣地にどのような
影響を与えることができるか
試していると思われる映像がありました。
○カミヤンスケ方面
この方面では、
戦況図に影響のある情報は
ありませんでした。
●後方地域
ウクライナ軍の参謀本部によると、
ロシア軍はトクマクの西にある
ミハイリフカの小学校に、
ロシア兵100名を
駐留させているとの情報があり、
開校中の学校を
軍事的利益のために使用することは、
国際人道法に違反する行為となっています。
またウクライナ軍は、
ロシアのクラスノダール地方の黒海沿岸を、
戦争のリスクのある地域として指定し、
船舶の航行に
注意するよう警告しました。
●南部 ヘルソン州
位置情報付きの映像によると、
ロシア軍は
オレシュキーの北西に砲撃をおこない、
この付近にウクライナ軍の
存在が確認されたことから、
この付近をウクライナ軍が
奪還したとして戦況図を更新しました。
■その他
ザポリージャ原発の
本来の運営をおこなっていた
エネルゴアトム社の情報開示によると、
同社の技術者の
セルヒーポティング氏は、
ザポリージャ原発で働いていた6月23日、
ロシア軍によって誘拐され、
以来監禁され、
定期的に拷問を受けているとのことです。
エネルゴアトム社は、
ポティング氏の情報について、
随時住民から
情報が寄せられているとして、
ポティング氏は
拷問のあとは病院に送られ、
死にそうになると病院に送り、
治療を受けさせて退院すると、
ロシア軍は再び監禁して
拷問をおこない、
以後それを繰り返しているとのことです。
エネルゴアトム社では、
IAEAのグロッシ事務局長に
書簡を送り、
テロリストからすべての従業員を
解放するよう訴えています。
今日は以上です。
ご視聴いただきありがとうございました。
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