0:00 はじめに
1:18 全般的な事柄
1:52 この日のウクライナ情勢ニュース
1:59 ウクライナ首相「防衛だけで国家予算越えた」
2:43 イギリス国防省「南部で●○が進軍遅らせる」
3:41 プーチン大統領に2つ目の逮捕状示唆「10億ドルで戦争犯罪の証拠」
4:08 各地域の戦況
4:53 北東部 ルハンスク方面クピャンスク・スバトベ・クレミンナ線の戦況
8:46 東部 バフムト方面の戦況
9:51 南東部 ドネツク州アウディーイユカ、マリンカ、ブフレダールの戦況
11:04 南部 ザポリージャ州の戦況
13:51 南部 ヘルソン州の戦況
14:17 「なぜ反転攻勢は遅いのか?」アメリカ国際戦略研究所が分析
#ウクライナ
#戦況
#プーチン大統領
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●ウクラ軍の損失は?
データ非公表で不明
●noteに内容を日本語、英語、ウクライナ語で掲載
https://note.com/sumaitotoushi/
●投稿主はメンバーシップ動画でJREITと米国株の先行きについて毎週役に立つ話をしています。
■Materials
OST of WoWP, WoT, WoWs – Wargaming.net
Wargaming.netはキーウ支社の従業員と家族を支援するとともにロシアとベラルーシから撤退し、ベオグラードとワルシャワにオフィスを開設し400名の従業員を受け入れると発表しました。また、ウクライナ赤十字に100万ドルの寄付をしました。
ウクライナ情勢に関する、
最新のニュースをお伝えします。
1番目
ウクライナのシュミハル首相は、
戦争に要する費用が、
年間1兆8000万フラン(年間約7兆円)となり、
平時の国家収入を上回ると述べました。
ちなみに、
ロシア侵攻前の2021年のウクライナの政府歳入は480億ドルでした。
ウクライナ戦争に関する予算の50%は、
諸外国からの補助金でまかなわれています。
また、キーウ経済大学は、
ロシアの侵攻によるウクライナのインフラの直接被害が、
1500億ドル(22兆円)以上であると推定しました。
2番目
イギリス国防省の定期報告によると、
ウクライナ南部では、
耕作可能だった土地が1年半の間休耕となっているため、
雑草が生えていて、
これがこの地域の地上戦の進展を遅らせていると指摘しました。
毎日天気予報でもお伝えしていますが、
ウクライナの夏は暑く、
湿気も多いため、
雑草や灌木が生い茂り、
おそらく背丈以上にはなっていると思われ、
これらは遮蔽物としてロシア軍の防御陣地をカモフラージュするのに役に立っているほか、
地雷原を取り除く際の障害になっている可能性があります。
逆に、
茂みに隠れることで、
歩兵の隠密攻撃の助けになりますが、
その場合、
前進が遅くなると指摘しています。
。
3番目
国際刑事裁判所のホフマンスキー所長によると、
プーチン大統領の逮捕に向け、
追加の逮捕状を発行する可能性があることを示唆しました。
逮捕状の理由は、ロシア政府が少なくとも10億ドルを支出し、
資金提供したワグナーによる各種の戦争犯罪となる可能性があるとのことです。
。
■それでは、各地域の戦況です。
戦況の変化のあるところを中心に
お伝えします。
視聴者様からの質問で、
地名がGoogleマップと異なる
というのがありましたが、
ハルキウとハリコフ、
オリヒウとオレホポ、
ドニプロとドニエプルなど、
同じ場所でもGoogleマップは
ロシア語の地名と読み方で
表示されていますが、
この動画では
ウクライナ語の地名がわかれば
それで読むようにしていまして、
小さな集落は
アルファベットにしたものを
英語読みして表示しています。
また、最近では念のため
英語の表記も記載してあります。
。
●北東部 ルハンスク州方面
ハルキウ、クピャンスクから、
シベルスク付近の戦況について
お伝えします。
○クピャンスク方面
この方面ではロシア軍は
森林の中を前進した可能性があります。
。
1番目
未確認ですが、
ロシア軍は
オスキル川沿いの森林を南下し、
カリノヴェ近くに
進軍したとの情報があります。
また、ウクライナ軍の
セルヒーチェレバティ報道官によると、
ロシア軍がシンキフカに
攻撃をおこなったと報告しています。
ロシア軍はこの方面で
攻撃を再開した可能性があり、
今後注意が必要です。
戦況図に変更はありません。
2番目
ロシア国防省の報告を
検証したところ、
ペルショットラブネでも、
ロシア軍は林の中を進軍し、
わずかに前進した
可能性があります。
ここは3月19日に
今の戦況図となって以来、
動きがなかったところですが、
ロシア軍はこの方面で、
木陰になるところを選んで
攻撃をしているようです。
該当する部分を
係争地として戦況図を更新しました。
○スバトベ・クレミンナ線
1番目
先のセルヒーチェレバティ報道官によると、
ロシア軍はノヴォセリフスケでも
高速N26号線を確保しようと
ウクライナ軍の陣地に
攻撃をおこなったと報告しています。
ロシア軍は
連日ストームZ部隊を投入していて、
ウクライナ軍も応戦していて、
戦況図には変更はありません。
位置情報付きの映像によると、
ウクライナ軍は戦況図の場所で、
昨日はT80戦車を
撃破したのに引き続き、
きょうはT72戦車を破壊しました。
2番目
未確認の情報では、
ウクライナ軍は
セルヒイフカに攻撃を仕掛け、
前進したとの情報があります。
続報が入れば
またお知らせします。
。
3番目
それ以外では、
双方が主に砲撃により
攻撃をおこなっていますが、
戦況図に変化はありません。
ロシア軍は
ディブロバの西の戦況図の場所で、
ウクライナ軍陣地に
熱気化爆弾を使い、
攻撃をおこなった
ロシア側の映像があります。
またロシア軍は
クレミンナ周辺で、
部隊の再配置を完了させ、
近いうちに
攻撃を仕掛ける可能性があります。
ただ部隊の増援はないため、
ロシア軍はやりくりが難しく、
ある場所で攻撃をすれば、
別の場所での攻撃ができず、
あるいは防衛がおろそかになる
状態となっています。
○シベルスク周辺
複数の未確認の情報を総合すると、
ビロホリフカでは、
ロシア軍は町の北東側で
前進し、
昨日の動画でウクライナ軍が
奪還した場所にも攻撃し、
町まで間合いを詰めてきました。
その部分を
ウクライナ軍の奪還地から、
係争地として
戦況図を更新しました。
それ以外にはこの方面で
目立った戦況の変化はありませんでした。
●東部 バフムト方面。
天気は晴れときどきくもり、
最低気温18度、最高気温29度。
今日の天気は、はれの予報。
週末にかけて暑い日が続きます
ウクライナ軍のシルスキー司令官は、
「ウクライナ軍はバフムト方向に
徐々に前進している」と述べ、
東部軍管区の
セルヒーチェレバティ報道官は、
「バフムト方向に
数百メートルずつ前進している」
としていますが、
この方面では、
クリシチフカで
地上戦の情報はありますが、
戦況に変化はありませんでした。
ロシア軍は空爆を使い、
ウクライナ軍の陣地を攻撃し、
ウクライナ軍は砲撃で
ロシア軍のいる場所をたたいています。
ロシア軍はこの方面で、
アウディーイユカの
第150自動車化ライフル旅団を
バフムトに配置し、
防衛の強化を図ったとの
情報があります。
。
●南東部 ドネツク州
○アウディーイユカ周辺
ロシア軍は
カミアンカの西に攻撃を仕掛け、
この攻撃はウクライナ軍の郷土防衛隊が
いったん撃退しましたが、
ロシア軍は再度
2つの自動車化ライフル旅団の大隊と連隊で
攻撃を仕掛けました。
そしてこの攻撃は成功し、
ウクライナ軍は撤退し、
戦況図の付近を占領しました。
この付近をロシア軍の占領地として
戦況図を更新しました。
面積は1平方キロメートルほどになります。
それ以外では、
この方面でロシア軍は
限定的な攻撃を仕掛けていますが、
ウクライナ軍が防衛し、
ロシア軍は
何の成果もありませんでした。
。
また、昨日の動画で
ウクライナ軍が一部の地域を奪還した
ブフレダールの南では、
ウクライナ軍がミキルスケに
攻撃をおこなった情報はありますが、
戦況に変化は
ありませんでした。
●南部 ザポリージャ州
メルトポリのこの日の天気は
はれときどきくもり、
最低気温20度、最高気温30度。
今日の天気は、はれの予報。
こちらも気温がぐんぐん上昇します。
ドネツク州の西部から、
ザポリージャ州にかけての
戦況についてお伝えします。
○ヴェルカノボシルカ方面
ロシア軍は
失った陣地を取り戻そうと、
ウロジャインの北と
北東に攻撃をおこない、
その際ヘリによる空爆も
おこないましたが、
いずれもウクライナ軍が防衛し、
ロシア軍に成果は
ありませんでした。
反対にウクライナ軍は
ウロジャインのロシア軍陣地に
攻撃しましたが、
これも成果はありませんでした。
また、位置情報付きの
映像によると、
ロシア軍は
スタロマイオルスクの西の郊外で
攻撃をおこない、
ウクライナ軍のBMP1歩兵戦闘車両に
損害を与えました。
この攻撃は
ウクライナ軍も応戦し、
この付近のロシア軍の陣地に
砲撃をおこないました。
戦況図に変更はありません。
○オリヒウ方面
1番目
ヴェルボヴェの北側では、
双方が攻撃をおこないました。
位置情報付きの画像によると、
この付近の郊外で、
ロシア軍の自爆ドローンが
ウクライナ軍のレオパルド2を発見し、
そのまま降下して損害を与えました。
ちょうど戦況図の場所付近になります。
対するウクライナ軍も、
その近くでロシア軍陣地に
砲撃をおこないました。
その後ウクライナ軍は
この方面に西から地上戦を仕掛け、
わずかに前進した可能性があります。
2番目
ロボチネの北では、
ウクライナ軍がロシア軍陣地に
自走砲があるのを発見し、
クラスター弾を用いて
ロシア軍陣地を砲撃し、
いくつかの装備を
破壊した情報があります。
また、戦況図にはありませんが、
この方面のロシア軍は、
空爆を積極的におこない
ウクライナ軍の後方を攻撃しています。
○カミヤンスケ方面
この方面では、
双方が攻撃をおこないましたが、
戦況図に影響のある情報は
ありませんでした。
●南部 ヘルソン州
この方面では、
戦況図に影響のある情報は
ありませんが、
ロシア軍はヘルソンの
聖カタリナ大聖堂に砲撃し、
火災を起こしたあと、
消防車が駆けつけたところで
再び攻撃し、
消火作業をおこなっていた
消防士4人が負傷して入院したとの
情報があります。
【その他】
アメリカの国際戦略研究所の
ガディ上級研究員は、
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