『国基研チャンネル』第424回は西岡力さんが「プーチン大統領が朝鮮戦争ソ連参戦を認めた意図」を解説。7月27日にショイグ露国防相が北朝鮮を訪問。朝鮮戦争「戦勝」70年の閲兵式でプーチン大統領からの祝辞を披露。そこでソ連軍が朝鮮戦争に参戦したと初めて認めた。国連軍を敵と認めたロシアに国連常任理事国の資格はない。(国基研「ろんだん」に概要を掲載)
西岡力 国基研企画委員兼研究員・モラロジー道徳教育財団教授
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国基研 ろんだん
「プーチン大統領が朝鮮戦争参戦を認めた意図」
7月27日の北朝鮮の朝鮮戦争「戦勝」70周年記念閲兵式にあたり、ロシアのプーチン大統領が祝辞を寄せた。訪朝したショイグ国防相が持参した。その中でプーチン氏は「数万回の戦闘飛行を遂行した飛行士を含むソ連の軍人も、朝鮮の愛国者と共に肩を組んで戦いながら、敵の撃滅に重みのある寄与をした。この過程に結ばれた戦闘的友誼の歴史的経験は、高貴な価値を有しており、政治と経済、安全分野においてロシアと朝鮮民主主義人民共和国の連携をより一層発展させるための頼もしい基礎となっている」と述べ、ソ連空軍が朝鮮戦争に参戦していたことを初めて認めた。
確かにソ連は、朝鮮戦争で多数のパイロットを北朝鮮に送り、中国軍服を着せて中国軍のミグ戦闘機に搭乗させ、参戦させた。これは事実だが、これまではその事実は極秘とされ、ソ連政府はもちろん、ロシア政府も参戦を認めたことはなかった。それどころか、参戦を全力で隠蔽していた。参戦の露呈を恐れて、黄海に落ちたソ連パイロットを米軍がヘリコプターで救出しようとしたとき、ミグ戦闘機が現れて銃撃したことさえあったという(R・P・ハリオン『朝鮮半島空戦記』朝日ソノラマ、1990)・・・
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